公開中の映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の大ヒット記念舞台あいさつが行われ、大泉洋が登壇した。
袴、羽織姿で登場した大泉は、新年最初の仕事ということで「年末年始はしっかり休ませていただいたので、しゃべりたくてしょうがないんです。家族といても僕は面白いことひとつも言わないので、やっぱりワーキャーと歓声を頂くのはいいですね」と笑顔を見せた。
この日はさらなるヒットを願って、奈良県より店頭で行う高速餅つきの実演が大人気のお店・中谷堂のスタッフを招き、験担ぎの餅つきをすることに。つく餅はこの日のためだけに特別に用意されたバナナ味のバナナ餅。臼の中に入った色鮮やかな黄色いお餅を見るなり大泉は「うわあ~強力な色をしています…何でもかんでもバナナにするのやめてもらってもいいですか!?」とボヤいた。
タイトルのバナナ(877)にあやかり、中谷堂のスタッフが87回の高速餅つきを披露したあと、大泉が杵を持ち、7回餅をつくと会場からは大きな拍手が上がった。せっかくなのでつきたてのバナナ餅を実食した大泉は「香りといい、食感といい、これは完璧にガムですね」と味はいまいちだった様子で「普通にきな粉とかで食べたかったなあ」と再びボヤいた。
最後に大泉は「今の時代、なかなか公開週よりさらに観客の方が見に来られる映画というのは珍しくて、まさに右肩上がりというのはうれしいことです。それもひとえに皆さまの口コミ宣伝のおかげですし、そのおかげでより多くの方に見ていただけるということが大変ありがたいと思っています。この映画は難病を扱った映画ではありますが、いい意味で裏切る、明るく笑えるところもたくさんある映画です。そこを楽しんでいただければと思うのと同時に、筋ジストロフィーや他の病で苦しんでおられる方たちにとって少しでも、何かの助けになればいいなと思います」と本作への想いを語った。