1月18日(金)公開の映画「マスカレード・ホテル」のホテルマン試写会がロイヤルパークホテル(東京・日本橋)で行われ、木村拓哉、長澤まさみが登場した。
本作は、東野圭吾原作「マスカレード」シリーズの第一作「マスカレード・ホテル」を発売から7年の歳月を経て実写映画化。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮し、連続殺人事件の真相に迫るミステリー。
原作のモデルで、実際に撮影も行われたロイヤルパークホテル。イベントにはフロントクラークやベルボーイ、コックなど現役のホテルマン約100名が集合した。
実際にホテルで働いているホテルマンたちが本作を鑑賞したということで、木村は「1番ハードルが高いお客さん。今こうやって登壇させていただくと、サービス業の方が醸し出す雰囲気と、厨房で人ではなく食材と向き合ってお客様にサービスされている方の表情の違いがすごく分かる。お仕事“柄”へのモチベーションが常におありなんだなと思いました」と率直な心境を明かした。
イベントでは、ホテルマンから木村&長澤への質問タイムも実施。“役者としての譲れないこだわり”を問われた木村は「まず、自分が演じる役の立場で実際に働かれている方たちに失礼のないようにするのが、自分の1番最初のハードル。“そんなことしねーよ”とか“それはないない”ってなるようなことはできるだけしたくない。そのハードルを初めて越すことができた後に初めて楽しんでもらうことができる」と。
長澤は「こだわりがないのがこだわり。外での撮影は天気や環境によって集中できなかったり、日暮れの短い時間で撮らなければいけなかったりします。なので、自分はこうでないと何かができないという決め事を作ると、自分のベストが尽くせなくなってしまう。周りに惑わされない集中力を大切にして、何かにこだわることはやめました」と語った。
また、“もしホテルマンに転職するなら、どんな仕事をしたいですか?”というベルボーイからの質問に、木村は「厨房に立ちたいです」と。この回答に会場にいたコックからは拍手が起こり、「実際にお客様と接するわけではないですが、厨房で自分が仕上げる世界観でお客様に楽しんでもらいたい。僕たちの仕事も作品を作ってお客様に吟味してもらうのが仕事なので、その延長で考えるとやっぱり厨房かなと。すごい高~い帽子を被った方が拍手してくださってうれしいです!」と木村は笑顔で話した。
いっぽう、長澤は「私も厨房いいな~って思いました。まぁベルボーイはちょっと寒そうだから客室係がいいかな(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。
映画「マスカレード・ホテル」
1月18日(金)公開