湯浅政明監督の最新作となるアニメ映画『きみと、波にのれたら』で、片寄涼太と川栄李奈がW主演することが発表された。
本作は、『映画クレヨンしんちゃん』シリーズでキャラクターデザインなどを務め、長編アニメ初監督作『マインド・ゲーム』(04)やテレビアニメ「四畳半神話大系」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した湯浅政明監督の最新作。
昨年、湯浅監督は、劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』で第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を、『夜明け告げるルーのうた』では仏・アヌシー国際アニメーション映画祭 2017の長編コンペティション部門でグランプリにあたるクリスタル賞を受賞している。
声優初挑戦となる片寄が演じるのは、正義感が強い消防士の青年・港。アニメ映画初主演の川栄は、湊と恋に落ちるサーファーの女の子・ひな子を演じる。恋人になった港とひな子だが、港はある事故で命を落としてしまう。しかしある日、憔悴するひな子が思い出の歌を口ずさむと水の中から現れて…。
<雛罌粟港(ひなげし・みなと)役/片寄涼太コメント>
声優初挑戦なので、体当たりの気持ちで、皆さんから一つひとつ学びながら、周りの皆さんと一緒になって雛罌粟港という男を作り上げていけたらなと思いました。ラブストーリーではありますが、一人ひとりが成長していく部分もとても大事で、観てくださった方が勇気をもらって、背中を押されるような作品になればいいなと思います。
<向水ひな子(むかいみず・ひなこ)役/川栄李奈コメント>
声のお仕事を頂くのは本当にありがたいことだなと思っています。アフレコは毎回すごく難しいなと思うので、今回も分量がすごい多いと言われていたのでちょっとドキドキしていました。本作はラブストーリーだけではなく、落ち込んでいる方だったり、元気がない方が「あ、なんか頑張ろう!」という気持ちになれる作品だと思うので、本当にいろんな方に観てほしいなと思います。
<湯浅政明監督コメント>
片寄さん演じるミナトを聴きながら画面を見てると、率直に「港が色男になった!」と感じ、川栄さん演じるヒナコを聞いていると「ひな子が等身大で魅力的な女性になった!」と思いました。2人が戯れに歌を口ずさむシーンでは「1人で映画館に来るとつらいのではないか」と思うほどのアツアツぶりが録れたので、ぜひ、このバカップルと呼べるほどの愛らしい2人の恋を劇場に見に来て欲しいですね。
『きみと、波にのれたら』
6月21日(金)全国ロードショー
<ストーリー>
大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会い、二人は恋に落ちる。
お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」
再び会えたことを喜ぶひな子だが…。二人はずっと一緒にいることができるのだろうか?港が再び姿を見せた本当の目的とは?
監督:湯浅政明
アニメーション制作:サイエンス SARU
脚本:吉田玲子
音楽:大島ミチル
出演:片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈
配給:東宝
公式サイト:kimi-nami.com/
©2019「きみと、波にのれたら」製作委員会