山田孝之が初全面プロデュースした映画「デイアンドナイト」秋田先行舞台あいさつに、山田孝之プロデューサー、阿部進之介、安藤政信、藤井道人監督が登壇。さらにサプライズで齊藤工が登場した。
本作は、俳優・山田孝之が初の全面プロデュースに挑戦し、山田と旧知の仲である俳優・阿部進之介が長編映画初主演を務める完全オリジナル作品。「人間の善と悪」をテーマに、家族の命が奪われ、自らの善悪に翻弄される者たちの物語を描く。監督は、ドラマ『100万円の女たち』や映画「7s/セブンス」「TANIZAKI TRIBUTE『悪魔』」などを手掛け、新作映画「青の帰り道」が公開中の藤井道人。
完全オリジナル作品となる本作は、自殺した父の復讐へ駆られていく主人公・明石役の阿部が、藤井監督へ企画を持ちかけたことから始まった。そこに山田がプロデューサーとして加わり「人間の善と悪」という重厚なテーマを軸とした脚本が練り上げられていった。アイデアを出し合いながら物語やせりふを決めていく、従来にはないスタイルで脚本開発を進めていった山田たちは、4年もの年月をかけ脚本を完成させた。
ロケ地・秋田県三種町で舞台あいさつが行われ、阿部が開口一番「ただいま!」とあいさつすると会場は大歓声に包まれた。この日は、映画館のない地域に映画を届けるというコンセプトで行われている「シネマバード(移動映画館)」の発案者であり、今回映画館のない鹿角市、三種町で本作を上映することに賛同する齊藤もサプライズで登場した。
齊藤は「山田孝之が歩む道っていうのは誰も行ったことない道に轍を残していて、そこにとっても興味を持っていて何かお手伝いができないかと思って今回、この作品のサポーターとしてお邪魔させていただきました」とサプライズ登壇について経由を説明した。
作品の製作過程において、初めてのことばかりだったという今回のプロジェクト。藤井監督は「いつも思う事で何か新しいことって考えることだけじゃ前に進まなくて、何でもいいからやってみることが大事。そして、皆さまの前に『ありがとうございました』と言いに来られたことが挑戦したからこそのご褒美だと思っています」と語った。
安藤は出演理由として「愛する役者である孝之から出演依頼を受けて、彼が初めて挑戦することに自分の持っているものをぶつけてやろうと思った」と。
これに対して山田は「皆さんと一丸となって作ることができたのでとても楽しかったですし、いろいろなことを学ぶこともできました。こういう背中を後輩たちに見せていって、みんなもどんどん努力して、悔しい思いをしながら映画を作っていってくれたらと期待しています」と笑顔で答えた。
齊藤は「山田プロデューサーはこの作品の仕上がりのことを最優先して、スタッフ・キャストが気持ちよく仕事できるようにするということから皆さまに届けるまでを徹底している素晴らしいプロデューサーだと思います」と絶賛した。
最後に阿部は「5年前くらいに藤井君と一緒に映画を作ろうと話し、孝之と3人で脚本を作り始めました。この日を迎えられてよかったです。秋田のみなさんにご協力いただいたおかけで完成した作品なので『自分たちの映画だよ』と言ってほしいです。そして、誇れる映画になったと皆さんが思ってくださるとうれしいです」と感謝を述べた。
『デイアンドナイト』
1月26日(土)全国ロードショー
出演:阿部進之介
安藤政信 清原果耶
小西真奈美 佐津川愛美 深水元基 藤本涼 笠松将 池端レイナ
山中崇 淵上泰史 渡辺裕之 室井滋 田中哲司
企画・原案:阿部進之介
脚本:藤井道人・小寺和久・山田孝之
監督:藤井道人
プロデューサー:山田孝之・伊藤主税・岩崎雅公
制作プロダクション:and pictures inc.
制作協力:プラスディー・BABEL LABEL
配給:日活
公式サイト:http://day-and-night-movie.com
公式Twitter:@Day_and_Night_i
©2019「デイアンドナイト」製作委員会