北山宏光初主演映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」の完成報告会見が行われ、北山、多部未華子、筧昌也監督が登壇した。
本作は、板羽皆原作の人気漫画が原作。北山演じるいいかげんで能天気な売れない漫画家・高畑寿々男は妻・奈津子がパートで稼いだお金でお気楽な生活を送っていたある日、突然事故で死んでしまう。そんなダメ夫な寿々男は“あの世の関所”の裁判長から、これまでの愚かな人生を挽回せよと1か月間、猫の姿で家族のもとに戻されるというファンタジーな世界観と温かいストーリーが話題の感動作。
完成報告会見に登場した北山は、最初に映画のオファーを聞いた際は「びっくりした」と告白。「マネージャーさんから『映画が決まったよ』と言われて『やった!』ってなったんですが『まぁ、猫だけどね』と。えっ?どういうことなんだ?猫なんですか?ってなって原作を読ませてもらってなるほどと。自分の中で挑戦になるんじゃないかなってワクワクしました。初映画、初主演、初猫ですから、そりゃまぁ受け取るまでに何分かかかりましたけど(笑)」と告白。
撮影現場での様子を聞かれ、「僕の主観ですとものすごく良かったです。みなさんと一緒にご飯を食べたりとか、やっぱり家族の話だったので、裏でもどんなにくだらないことでも話しかけながら距離を詰めていくということを意識して、終わった頃には僕の中では打ち解けられたかなって思っています」と北山が語ると、多部は「北山さんがスタッフさんをはじめキャストの皆さんにフランクに分け隔てなく接してくださる方だったので、気がついたら楽しく現場にいっていたという感じで。本当に盛り上げてくださったなと思いますね」と北山の座長として姿を褒めた。
北山が寿々男と一人二役で演じる猫のトラさんは、そのビジュアルが解禁されるや否や話題に。そんな猫スーツ姿を初めて着たときの感想を聞かれ「『俺、これでいくんだ』って気合を入れました。正直、実際に現場に入って動いてみないとどれぐらい動きが制限されるか分からなかったので、とりあえず着たときに気合を入れて。意外と俺イケるなって思いました」と照れ笑い。
そんな北山の猫スーツ姿について多部が「私の撮影初日からもう(北山さんが)猫の格好をしていらっしゃって…かわいいなって思いました」と明かすと「かわいかった?イケてた?」と確認する北山。さらに「手に直接肉球をつけるので、台本をめくったりとか、飲み物のふたをあけたりとかできないので、みんなに助けてもらって。猫スーツのときには本当に甘やかしていただいた」と猫スーツの苦労と助けてくれたスタッフや共演者への感謝を明かした。
スタッフや娘・実優を演じる平澤宏々路ちゃんにも甘やかされている猫スーツ姿の北山を見ていた筧監督は「猫の姿で撮影が終わるときにすごく寂しがってて、撮影自体が終わるのも寂しがってたんですけど、単純にちやほやされが終了することも(笑)」と話し、笑いを誘った。
また、Kis-My-Ft2のメンバーも猫を演じることに興味津々だったようで「宮田(俊哉)さんが『マジか』って言ってました。『マジか、すげぇな』って。みんな、どういうことなの?って食いついて話を聞きに来てくれて、早く見たいなって言ってましたね」と笑顔を見せた。
映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」は2月15日(金)全国ロードショー。