大泉洋「こんなもの放送されちゃ困りますよ!」2・10放送「ハナタレナックスEX」記者会見レポート

エンタメ総合
2019年02月05日

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 2月10日(日)にテレビ朝日系列で全国放送される「ハナタレナックスEX(特別編)ニッポンが行きたい北海道~ドキドキ!札幌すごろくツアー~」(HTB北海道テレビ制作)の記者会見が札幌市内のスタジオで開催され、TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)の5人が登場した。

 記者会見の会場となったのは、札幌市内にあるスタジオ。媒体各社が集まる中、北海道ローカルでレギュラー放送している「ハナタレナックス」のスタジオセットで記者会見は開催された。会見の司会を務めるのは、今回の特番に進行役として出演する石沢綾子アナ。チームナックスの5人が登場すると、早速ぼやき連発の爆笑会見が始まった。

 今回、「ハナタレナックス」が5回目の全国放送となることについて、森崎は「全国放送ということですけど、いつも通りのスタッフ、メンバーとの関係で、特に全国だからと肩肘を張ることなく、いつも通りの番組収録ができたような気がします。北海道内のみならず北海道外の人たちにも、普段着のままの16年続く私たちの番組を見ていただけると思います」とコメント。安田は「(全国放送を始めた頃は恥ずかしくて)あまり見てほしくなかったものが、ここまで来ますと、逆に意地になって、続けてやろうじゃないかという気になる次第でございます。(今回の企画の)サイコロすごろくではないですが、振り出しに戻って、初心に帰って、ここからスタートという風に思う次第でございます」と、番組内容になぞらえて心境を語った。戸次は「思い返せば最初の全国放送の時には、(全国放送用に)猫かぶろうと思っていたのを覚えております」と告白。続けて、「しかしもう、5回目にもなると、全くそんな気概もなくなり、いつも通りの北海道内ローカルレギュラー放送用の「素のままの戸次」でやってしまっているなという感覚でしたね。このハナタレナックス全国放送というのは、東京の撮影現場でも同業者の方から、よく『見たよ』って言われるんですね。これがまた非常に恥ずかしくてですね。東京では私も役者でやってますので、多分に猫をかぶって現場にいるわけですけど、ハナタレを見られると、それがバレてしまう(笑)。非常に危険なコンテンツになってしまっています」と明かした。続いて大泉が「やはり北海道といえば、一番観光客が多いのも札幌だと思うので、札幌に縁のある私たちがオススメスポットをご紹介したい。そして、多くの方に北海道に来てほしい!僕はほかのメンバーとは違って、そういうことを考えながらロケに参加していました。(記者の皆さんには)北海道のためにぜひ記事にしていただければと思っております。ほかのメンバーはそんなこと全然思ってないようですが(笑)」と語ると、戸次が「ずるいぞ、お前!(笑)」と突っ込みを入れるひと幕も。音尾は「全国放送5回目ということで、最初にやった時にはよそ行きな感じで、メンバーもあんまり喋らなかったというのを覚えております。番組スタッフもやっぱりお昼の全国の放送時間ということで考えたんでしょうね。ただ5回目にもなりますと、メンバーは普段のようによく喋っている。『あ、これは全国では流せないんじゃないかな』という、他愛のなさすぎるひどい会話とかもですね、そのままやっておりました」と振り返った。

 会場でダイジェストVTRが上映された後、石沢アナからチームナックスの“ホーム”ともいえる札幌ロケについての質問が。大泉が「こんなもの放送されちゃ困りますよ! 相変わらずのひどい、くだらないやりとりが繰り広げられていましたけど…」と答えると、戸次も「思った以上に『通常営業』でしたね。全国放送の『ぜ』の字も感じられない5人のスタンスだったなと思いました」とコメント。それに対し、大泉がさらに「バスの飾りつけとかしょぼい!もうちょっと金かけて!」とスタッフに物申す場面も。音尾も「全体的に映像が地味ですよね。どうせなら十勝とか行って広い平原でドローン飛ばすとかあるはず。ずーっとロケバスの中で、派手にしているのは僕らの衣装の色だけ。大丈夫かな?(笑)」と心配そうな様子。さらに安田が「ダイジェストって、面白いところをつまむんだろ…?」と突っ込みを入れ、会場は爆笑に包まれた。これに対し大泉が「いやいや、ありすぎて選び切れなかったんじゃない?」とフォローを入れるも、音尾が「それにしても、もっとあるだろ!」とさらなる突っ込みを入れていた。

 続いて、集まった記者からの質疑応答コーナーに。「チームナックスから見た、スタッフのすごいところ」を聞かれると、大泉は「とにかくミスがすごかった!(笑)」と回答。戸次も「すごかったね(笑)。ミスしても自分たちで編集するから、自分たちがミスした部分は全部カットして放送するのが、ムカつくんですよ」と言い、音尾も「隠ぺいですよ」と乗っかった。続けて大泉が「(番組のすごろくボードを指して)行った場所に『済』って貼るシールあるでしょ?そのシールが足りなくなるんですよ!」と暴露すると、戸次も「そんなことあります?(笑)それで関係ないシールを貼ろうとするんですよ!形部くん(形部彰ディレクター)っていうんですけどね」と告発。続けて大泉が「形部ディレクターは、自分のミスにはえらい寛大なんだけど、俺たちに対するルール設定にはえらい厳しかったよね。『(形部Dにそっくりのモノマネで)いやー、ですから、これはダメでしょ。ズルは許せません』って。そういうところが“すごかった”ですね」と明かすと、思わず石沢アナが「もっと記事にしやすい、ポジティブなところを教えてください!」と突っ込みを。しかし安田は「これを記事にしてください!(笑)」と、集まった記者たちに訴えた。

 最後に、番組の見どころを聞かれ、森崎が「札幌のグルメだったり、景色だったり、いろんなものを見ていただきながら、私たちらしいなと思うのが、今回『釣り』が出てくるんですけど、北海道の海は釣り場としてはとてもいい場所で、鮭なんて豪快に釣れるんでしょうけど、私たちが行ったのは『釣具店』っていう…。その辺が全国区のバラエティ番組で見たことがない。それがハナタレらしさだと思います。間違ったロケ先選びというのも、ハナタレナックスのひとつの魅力だと思います」とコメント。安田は「どうすりゃいいの?っていう状況になったら燃えるんですよね。なんとかしなきゃならんぞ!ってなると、5人に『絆』が生まれるよね。40代も半ば過ぎた5人が『あーでもない、こーでもない』って、中学生みたいなことやってるっていう。この仕事してないで、こういう5人がいるとしたら、半分羨ましいですね。だから、ゆるく昼間にだらだら見てもらうには適してる番組かもしれない」とPR。戸次は「全国のバラエティではなかなか見ない、いい意味でのチープさが全編通しての見どころじゃないかと思います。これをキー局のバラエティ班が企画、収録したら、プロデューサーに怒られるような内容になっているんですけど、でもそれがハナタレナックス。まさに全国のバラエティではない番組作りが見られるのが最大の魅力だと思っています。あとは、札幌にしかない場所。ジンギスカン食べたところは後輩の店に行ってますから、公然と腐せる。普通、飲食店の取材なら『おいしい』って褒めたたえるんですけど、そこまで褒めないという札幌ならではのロケが出来ているのが見どころだと思いますね」と語った。大泉は「(普通のバラエティ番組は)チャンネルを変えられないようにしっかりとした作りですが、我々の番組は確かにゆるいかもしれない。なんだこれって、(チャンネルを)変えたくなっちゃうかもしれないけど、じーっと見てるといいんですよね。なんかこう、自然のものだけで作ったお料理みたいなね。だしのきき方でいうと足りないかもしれないけど、案外食べ疲れないねっていう感じがするんだなあ。だまされたと思って、最後まで見てほしいって思いますね。なんか疲れないんだな、私は好きだな、こういう番組」と、番組への愛をのぞかせた。最後に音尾が「みんな釣具屋さんでどうしたらいいか分からないって言うけど、あんな楽しいところはない!期待を裏切らないと思います!ただ、2019年シーズンの新製品はまだ出ていない時期なので、釣りファンの皆さん、すみません!」と言うと、大泉が「スポーツ新聞の釣り特集ページの取材じゃないんだからさ!(笑)」と突っ込みを。「あのコアな層を引き連れたいです今回は!」と意気込む音尾に、安田が「釣り番組って視聴率取りますからね。ただ『釣具店番組』っていうのわかんないけど(笑)」と言うも、音尾は「それも(数字)取りますよ絶対に!道具が好きなんですよ、視聴者の皆さんは!」と熱いコメント。大泉が「全国放送の毎分視聴率教えてほしいですよ!釣具店がどのくらい数字取ったのか」と言うと、音尾は「これで数字が良ければ、今後『ハナタレナックス』は釣り番組に変わると思います!」と宣言し、爆笑に包まれて記者会見は幕を下ろした。

『ハナタレナックスEX(特別編) ニッポンが行きたい北海道~ドキドキ!札幌すごろくツアー~』
テレビ朝日系列24局全国ネット
2月10日(日)午後1:55~3:20

<出演>
TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)
進行役:石沢綾子(HTB北海道テレビアナウンサー)

ディレクター:形部彰、金野衣利子、小野寺智、大井友美、吉川洋子
プロデューサー:品田純
ゼネラルプロデューサー:杉山順一
制作著作:HTB北海道テレビ

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