無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で、『10億円会議 supported by 日本財団』#6が2月26日に放送された。
『10億円会議』では、日本財団が用意した総額10億円の資金を基に“自分のためではなく、社会の課題を解決し、世の中に変革を起こす事業を生み出したい”という想いを持つ一般参加者が、必要な資金提供を受けるために、さまざまなジャンルのスペシャリストからなる審査員5名に対して、自らプレゼンテーションを行う。審査員5名全員の心をつかむことができれば、資金獲得の機会を得ることができる(別途、日本財団にて審査)。番組では、プレゼンテーションからその夢がどのように実現するのかをドキュメンタリーとして追いかける。
2月26日の審査員には、HIPHOPラッパーのZeebra、元国会議員の杉村太蔵、19歳で起業した“ギャル社長”の藤田志穂、評論家の古谷経衡、経営者の村上太一が登場し、一般参加者のプレゼンテーションを審議した。
最初の提案者は「全国の悩める若者を、占いのパワーで救済したい」と話す占い天使のオッティモちゃん。普段は原宿の路上で若者を中心に無料で占いを行っているオッティモちゃんは、「もう1人オッティモちゃんに救われた方を紹介します」と言って人形の顔を外し「それが私、武藤香奈と申します」とあらためて審査員に自己紹介した。
あっけにとられる審査員を前に、武藤さんは「具体的には全国にある、許可が取れた84か所のフリースクールに行って“人には必ず良い所がある”という事を伝え、自信を持ってもらいたい」と熱い想いをプレゼン。今回希望した506万円は、自ら1件1件電話し、許諾を得た全国84か所のフリースクールに向かうための交通費と宿泊費のみ。
最後に武藤さんは「このプランは私がやりたいと思う以上に、次々となくなっていくフリースクールとか、もしかしたら変えることができるかもしれない未来を背負って今、こうしてプレゼンテーションに挑んでいると思っています。私は手ぶらで帰るわけにはいかないと思ってます」と涙ながらに訴えると、それを聞いたZeebraも思わず涙を流した。
武藤さんの考えに共感する審査員が多く見られ、最終ジャッジでは、審査員5人全員が武藤さんの提案に賛同。見事武藤さんは番組初の資金獲得者となった。
藤田は賛同した理由として「友達に相談をしてポジティブな言葉を言われても、友達だから…という部分がある中で、占い師オッティモちゃんだからこそ素直に受け入れられるっていうこともあるかなと思いました」と。
涙を見せたZeebraも「席に着いたときに、分厚い資料が用意されていて、本気だなと言うのが伝わりました。自身のつらい経験を前向きに捉え、後世に伝えていこうという気持ちは大切」と語った。
AbemaTV『10億円会議 supported by 日本財団』#6
放送日:2月26日(火)後11時30分~深0時
放送チャンネル:AbemaSPECIALチャンネル
<出演者>
メインMC:デーモン閣下
審査員:Zeebra、杉村太蔵、藤田志穂、古谷経衡、村上太一(50音順)
放送URL:https://abema.tv/video/episode/90-1221_s1_p6
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