“ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり21019』が行われ、霜降り明星の粗品が第17代王者に輝いた。『M-1グランプリ2018』に続き、大会史上最年少での優勝となる。
かつてはピン芸人として活動していた粗品。本大会には高校生のときから出場しており、「最高の気分です!『M-1グランプリ』とはまた違って燃えていたので、しっかり優勝できてよかったです」と率直な心境を語ると、「お笑いを始めるきっかけになったのが『R-1ぐらんぷり』。高校生のときにアマチュアで出させていただいたときに準決勝までいけて、お笑いに向いているんじゃないかと思えた。こうやって優勝することができて光栄です」と『R-1ぐらんぷり』への思いを明かした。
『M-1グランプリ』から約3か月。多忙な中での『R-1ぐらんぷり』に向けたネタ作りについて問われると、「『M-1』のときに毎月単独ライブをやって、毎回漫才を6~10本やっていたのですが、ピンネタも毎回新ネタを1本ずつやっていて。その蓄積から、この3か月くらいは1時間半でも時間が空いたら大阪の小さい劇場を借りて、自主的にピンネタライブをやったりする努力は、せいやと2人でしていました」と明かした。
また、1回戦、最終決戦ともに同点(票を入れた審査員の数で粗品が勝利)での優勝には「たしかに怪しいですよね」と苦笑い。「その怪しさを残してしまったのは心残りですが、運がよかったのかなとポジティブに捉えてます。(おいでやす)小田さんも大須賀(健剛)さんもずっと大阪で一緒にやってきた仲間なので燃えました。優勝は優勝なのでうれしいです!」と笑顔を見せた。
相方のせいやとは終了後に電話をしたそうで、「熱かったですね~。“めちゃくちゃおもろかったわ”って言ってくれてめちゃくちゃうれしかったです。あと、もうひと言「ほんまに『M-1』を優勝したときよりも俺はうれしかった」って言ってくれて。そんな相方いますか?ちょっと、早くせいやに会いたいですね!」とコンビ愛を爆発させた。
そして、優勝者には賞金の500万円に加え、冠番組が放送できる権利も獲得。「やっぱり、せいやと何かしたいですね。でも、僕まだ(似ていると言われている)小栗旬さんにお会いしたことがないので呼んでいただけるならお会いしてみたい!」とラブコールを送った。