映画『九月の恋と出会うまで』公開後記念舞台あいさつが開催され、W主演の高橋一生と川口春奈が登壇した。
ホワイトデー間近ということで、白いバラを観客に渡しながら登場した2人。
高橋は「今日は本当のサプライズ登場にしようと思っていたんですけど、司会の方に言われてしまったので、サプライズにはならなかったんですが(笑)皆さんのお顔を拝見して、映画を観終わったあとの反応を間近で伝えていただけたので、とてもうれしかったです」とあいさつ。
川口も「お花を配りながら『映画良かったよ』と直接言っていただけて、とてもうれしかったです。白いバラの花言葉は“ひと目ぼれ”ということで、作品にもピッタリですよね」と語った。
周囲からの反応を聞かれた高橋は「実はさっき控室の出入り口を間違って、映画館のエスカレーターにつながる扉を開けてしまいまして。そしたらちょうど高校生のカップルがいらっしゃって、すぐ扉を閉めたんですけど、扉越しに『観るー!!』って言う声が聞こえまして。観てくれるんだなって思いました(笑)。直の声が聞こえたのでとてもうれしかったですね」と。川口も「志織ちゃんかわいかったよとか、お部屋もすごいかわいかったとか、たくさんうれしい声が届いています」と語った。
イベントに先立ちで、事前に公式SNSで投票してもう一度観たい泣けるシーンを募集。候補に挙がったのは「丘の上で誕生日プレゼントを渡すシーン」「公園で平野が切ないウソをつくシーン」「すれ違ってしまった二人が部屋で涙するシーン」「平野が想い出の写真を見て泣き崩れるシーン」の4つ。
1位に選ばれた「平野が想い出の写真を見て泣き崩れるシーン」の映像がスクリーンで流れると、会場からは自然に拍手が起こった。
映像を観た高橋は「とにかく恥ずかしかったですね(笑)。この大画面でしかも皆さん観たばっかりなのに(笑)」と。撮影時の思い出を聞かれると「平野とか志織の部屋のシーンをまとめて撮っていたので、割と撮影の前半でしたね。お互い話しながら、監督を交えて流れを確認しながら撮影していましたね」と振り返った。川口も「私もここのシーンの一生さんに泣かされましたね。自分が参加していないシーンでもあるので、完成した映像を観たときにゾクッとしましたね」と思い出を語った。
会場からの質問で「涙は自然と流れるものなのか、意識して泣くものなのか」と聞かれた高橋は「泣くぞ!とはやらないですね(笑)。あまり意識して泣かなきゃってやると、泣けなくなっちゃうんじゃないかと思うので。普段あまり泣かないので、お芝居の時だけ感情が豊かになっているのかもしれないですね」と。
川口は「この映画に関しては自然に涙がこぼれたなって思いますね。脚本を読んだだけでもグッときましたし、そこに平野さんが立つと余計にくるものがありました」と明かした。
最後に川口は「こうして足を運んでくださったり、日々いろんなところからメッセージを届いていることに感謝しております。もし映画を気に入っていただけたなら、大切な人と何度でも観ていただけたらと思いますので、これからもよろしくお願いいたします」と。
高橋は「今日皆さんとかなり近い距離で反応を見れたことは僕にとって収穫だったなと思っています。一つの作品をこうして皆さんが観てくださっているんだとあらためて思い知りました。僕がお芝居させていただいているものが、1人ひとりの心に少しでも残っているということは、これから前に進んでいくときに原動力になるなと思いました。こうして皆様の前に立てたことを感謝しています。ありがとうございます」と感謝を伝えた。
映画『九月の恋と出会うまで』
公開中
<STORY>
ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)は、小説家志望の隣人平野(高橋一生)と運命的に出会う。そして、新しい部屋で突然聞こえてきた不思議な声――。「こちらは一年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた、未来からの誰かの声だった。相談を受けた平野は、助かった志織に<タイムパラドックス>が生じることに気付く。それは一年後、志織の存在が消えることを意味していた。必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織だったが、平野との別れは近づいていた――。
主演:高橋一生、川口春奈
出演:浜野謙太、中村優子、川栄李奈、古舘佑太郎、ミッキー・カーチス
原作:松尾由美「九月の恋と出会うまで」(双葉社刊)
監督:山本透(『探検隊の栄光』『猫なんかよんでもこない。』『わたしに××しなさい!』)
主題歌:androp「Koi」(image world/ZEN MUSIC)
公式HP:http://kugatsunokoimovie.jp/
©松尾由美/双葉社©2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会