松本穂香の長編映画初主演作「おいしい家族」の公開日が9月20日(金)に決定。併せて笠松将、モトーラ世理奈、三河悠冴、栁俊太郎が出演することが発表された。
本作は、25歳で発表した小説「えん」で第40回すばる文学賞を受賞、映像産業振興機構(VIPO)による若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)2015に選出され、監督した短編映画「父の結婚」が話題を呼ぶなど、マルチな才能を発揮しているふくだももこの長編初監督作。
原作は、前出の短編映画「父の結婚」で、妻を亡くした父親が再婚するまでの親子の日々を描いた同作の長編化となる。
主人公・橙花を演じるのは松本穂香。本作が長編映画初主演となる。また、橙花の父・青治役は短編映画で同じ役柄を演じた板尾創路が続投。青治のパートナーで居候の和生を浜野謙太が演じる。
解禁となったキャストは、笠松将、モトーラ世理奈、三河悠冴、栁俊太郎の4人。笠松が演じるのは、しっかり者の主人公・橙花(松本)に対し、マイペースな弟・翠。
モトーラ世理奈が演じるのは、恋に夢にと突き進む生意気な女子高生・ダリア。三河が演じるのは、ダリアの親友・瀧。ある秘密を抱え、思春期の心に悩む非常に難しい役柄だ。栁は橙花にあこがれるアツい男・エビオを演じる。
また、3月15日(金)~17日(日)に開催される愛媛国際映画祭 プレイベントのコンペティション作品として、本作の招待が決定。コンペティション部門では、選考委員が選出したノミネート6作品が、愛媛国際映画祭プレ大会期間中に日本を代表する映画プロデューサー、監督、脚本家、俳優として活躍する5名の審査員によって審査され、グランプリ他各賞が決定する。
<笠松将 コメント>
様々なカタチの愛を1つ作品で体感できる温かくて美味しい映画だと感じました。人と違うことに悩む方には、「全然普通だよ」って。自分が特別じゃないと悩む方には、「あなたは特別だよ」って教えてくれるような作品だと思いました。
松本穂香さんと軽食を買いに行ったり、板尾創路さんと温泉に行ったり、ハマケンとバーでカラオケしたり、モトーラ世理奈さんと星を見たり、三河悠冴くんとソフトクリームを食べたり、栁俊太郎さんと熱い話をしたり、監督と下ネタを言い合ったり、最高の島生活でした。
<モトーラ世理奈 コメント>
この作品を通して、家族のあり方なんて関係ない、愛があればなんでも良いんだなって思いました。小さな島に住む大きな家族のあたたかさに心が解放されたような気持ちになりました。自分の本当に大切なものに気付き、もう一度大事にすることで、心が軽くなり前に進めるようにる、その素晴らしさを教えてもらいました。
まだ未熟者の私が素敵な作品の1人として参加できたことがとても嬉しかったです。撮影初日、新島に着いたその日から家族で食卓を囲むシーンでとても緊張したのですが、板尾さん、ハマケンさん、監督がとても暖かな雰囲気を作ってくださって撮影期間の新島での日々はとても楽しかったです。島の方々とも顔見知りになり、新島は、また帰りたいと思える場所になりました。
<三河悠冴 コメント>
初めて脚本を読んだ時、愛と家族の描かれ方に魅了され、一気に読みきってしまいました。現場に入り「瀧」の目を通してみた景色は忘れられません。僕が感じた透明な気持ちを観て下さった方が感じてくれたら嬉しいです。
新島での撮影だったのですが、皆さん温かくて、空気もご飯も美味しくて、緊張感と幸福感が現場に漂い最高の日々を過ごしました。浜野さんとは温泉にも行かしていただきました!ふくだ監督は、優しいです。映画を丸ごと包み込む大きな優しさを持っている人だと思います。素晴らしいキャストの中に自分が存在出来たこと、本当に感謝しています。公開が楽しみです。
<栁俊太郎 コメント>
この度エビオ役を演じさせて頂きました、栁俊太郎です。自分は2日間という短い期間での撮影でしたが、遅れて新島に着いたときにはスタッフと他の出演者の方々がとてもリラックスしながら和気あいあいと撮影していて、とてもチームワークの良い現場だなと感じました。
撮影終わりに温泉に入ったり居酒屋で飲み明かしたのもとてもいい思い出です。作品としては個性的な役柄がたくさんいて、とても面白い家族の描き方をしていてユーモアあふれる作品となっていると思います。
『おいしい家族』
9月20日(金)全国公開
出演:松本穂香 板尾創路 浜野謙太
監督・脚本:ふくだももこ
音楽:本多俊之
製作:新井重人 松井智 エグゼクティブプロデューサー:福家康孝、金井隆治 プロデューサー:谷戸豊 清家優輝 アソシエイトプロデューサー:山野邊雅祥 撮影:高橋草太 照明:山本浩資 録音:原川慎平 美術:大原清孝 編集:宮島竜治 音楽プロデューサー:岡田こずえ 宣伝プロデューサー:滝口彩香 衣裳:江森明日佳 ヘアメイク:佐藤美和 VFX:野間実 音響効果:井上奈津子 助監督:古畑耕平 制作担当:竹田和史
製作:日活/ハピネット 制作プロダクション:ファインエンターテイメント 企画・配給:日活
©2019「おいしい家族」製作委員会