ドキュメンタリー番組『環境クライシス』の第3弾が、3月23日(土)に放送されることが決定。ナレーションは、女優の葵わかなが務める。
第3弾となる今回の舞台は、2億5500万人の人口を誇る、アジアでも有数の巨大国家・インドネシア。このまま地球温暖化が進んだ場合、インドネシアはアジア太平洋地域で最も洪水被害が発生すると言われており、590万人が被害を受けると試算されている。そして、特に被害が大きいのが都市水害だ。
番組では、チリウン川をゴミで埋め立て、“お手製バラック”(川上の人々が川に捨てたゴミで建築)で生活している人たちを訪ねる。気候変動の影響で年間の降水量は減少しているものの、極端豪雨が増え、氾濫発生回数が増えたというチリウン川。海面上昇や地盤沈下による生活の場の水没など、過酷な運命の中で暮らす子供たちの生活に密着し、生活を奪われつつもたくましく生き抜こうとする“環境難民”の子供たちの姿を追いかける。
さらに、インドネシアにおける温暖化の大きな要因の1つである森林伐採の現状や、ジャングルで先祖代々受け継がれてきた伝統的な暮らしを続ける部族を密着取材。日本企業によるインドネシアの一大環境プロジェクトや、大都市・東京における大規模洪水対策を紹介する。
<環境ジャーナリスト・竹田有里コメント>
SDGs(持続可能な開発目標)という“誰も置き去りにしない”という共通のテーマのもと、世界が合意した17の目標達成を目指します。人間だけでなく全ての生き物と未来を生きる次の世代に、より良い世界や美しい地球を残していくために、今を生きる私たちがどう行動すべきなのか…今世界で起きている現実をありのまま伝えることで、番組を通して視聴者の皆様にその行動を今一度考えてもらうきっかけになればと切に願っています
『環境クライシス3~水没するアジマ巨大都市の環境難民~』
フジテレビ(関東ローカル)
3月23日(土)後3・30~4・30