阿部寛主演ドラマ『結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系)の続編の制作が決定。尾崎将也が再び脚本を務め、今秋10月より放送されることが発表された。
偏屈で独善的で皮肉屋…だけど、どこか憎めない独身の建築家・桑野信介(阿部)が、女性との出会いをきっかけに恋愛を意識。結婚を真摯に考えるまでの日常をリアルに、そしてコミカルに描いた『結婚できない男』。2006年7月期に放送され、“40歳独身男の本音さく裂ドラマ”と大きな話題となった。
今作の舞台は、前作から13年後。53歳になっても相変わらず独身生活を継続中の桑野は、偏屈さに一層磨きがかかっていた。以前と同じマンションに1人で暮らし、13年の間に飛躍的に進んだIT化に合わせ、スマートスピーカーといった最新機器を取りそろえるなど、引き続き独身生活を謳歌。恋愛においては、自身の担当医だった早坂夏美と交際まで発展したものの、愛想をつかされてしまい、その後破局。少し恋愛モードに傾いていた桑野の気持ちは、再び固く閉ざされていた。そんな中、偶然出会った女性たちとの間で、運命の歯車が突然動き始める
続編の制作にあたり、阿部は「随分長い間結婚してなかったんですね、やっぱり。彼に再会できることがうれしいです」と、撮影を心待ちにしている様子。桑野信介という役柄については「人嫌いなようで、実は人と関わりたくて仕方ない。人のために役に立ちたいと誰よりも強く思っている。そんな彼が僕は好きです」と“愛情”をにじませ、「13年前よりもさらに結婚しない人が増えていると聞きます。世の結婚してない男性を癒やすようなドラマにしたいです」と意気込みを語った。