星野源主演の映画『引っ越し大名!』の主題歌がユニコーンの書き下ろし新曲「でんでん」に決定。あわせて本予告映像も解禁された。
本作は、土橋章宏の傑作時代小説「引っ越し大名三千里」を映画化。犬童一心が監督を務め、星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博、濱田岳、小澤征悦、西村まさ彦、松重豊らが出演する。
テーマは“引っ越し”。参勤交代をはるかに上回る費用と労力がかかる無理難題の国替え(引っ越し)を生涯に7回も命じられ、「引っ越し大名」と呼ばれた実在の大名・松平直矩(なおのり)。そんな大名のエピソードを基に、お国の一大事を救うため、引きこもり侍の主人公ら姫路藩の藩士たちが知恵と工夫で乗り切ろうと奮闘する、汗と努力と涙と笑いの物語。
主題歌に決定したのは、ユニコーンが本作のために書き下ろした新曲「でんでん」。2019年はグループに関するさまざまな周年が重なり、<ユニコーン100周年>を掲げるユニコーンが、実写映画主題歌としては8年ぶりとなる新曲で、春之介たちの引っ越しプロジェクトを盛り上げる。
あわせて解禁された本予告では、星野源演じる春之介が引っ越しの総責任者に任命され、困惑するシーンからスタート。人数1万人、移動距離600キロ、予算なしという状況の中、この超難関プロジェクトを成し遂げるため、高橋一生演じる鷹村源右衛門や、高畑充希演じる於蘭といった個性豊かな姫路藩士と共に、春之介が奮闘する様子が描かれている。
<ユニコーン コメント>
■川西幸一
もともと時代劇が好きだから、本当は(映画に)出たいくらいだった。脚本も読ませてもらったけどすごく良くて、(春之介に)降りかかってくる運命みたいなものを受け入れて、邁進していく、その努力というのはすごく大事なんだなって思いました。
■奥田民生
「でんでん」という曲を(主題歌に)使ってもらってるんですが、映画の内容を踏まえて、今回は詞から先に書きました。曲も、「でんでん」っていう感じになってます(笑)
<星野源 コメント>
人間と日本と季節を感じる『引っ越し大名!』にぴったりの素晴らしい主題歌でした。まさか自分の主演映画にユニコーンの皆さんが、しかも奥田民生さん川西幸一さんという大好きなお二人が主題歌を書き下ろしてくださる日が来るとは。月並みな言葉になってしまいますが、「UNICORN MOVIE2 1/2」のVHSを擦り切れるほどに観ていた、幼少の自分に伝えてあげたいです。
<犬童一心監督 コメント>
『ユニコーンが書き下ろしをしてくださることになり、メンバーを前に、「引っ越し大名!」という映画で何をしようとしているのか、お話しすることになりました。若く新しい世代が、「自分たちのやり方」で、理不尽な出来事を必死に切り抜けて行く姿。その中で、星野源さん演ずる春之介がリーダーとして、人として大きく成長する姿を描きたい。ストーリーはもちろん、脇役のキャラクターまで一生懸命話しました。皆さんは真剣に聞いてくれました。終わり近く、奥田さんから、質問がありました。「映画の最後に聞くこの歌はどんな風に響いてほしいですか?」私は、考え、答えました。「祝福してほしいです。自分たちのやり方で、最後までやり通した春之介や、若者たちを」奥田さんは、少し考え静かにうなずきました。そして、生まれたのが「でんでん」。最高です。「目指すは新天地、何もないところ」。なんと、明るくありきたりでない希望を感じさせてくれることか!「引っ越し大名!」とユニコーンの幸福な出会いに感謝です。
<矢島孝プロデューサー コメント>
江戸時代の壮大な引っ越しに思いを馳せたとき、すっと頭に浮かんだのがユニコーンでした。出来上がった楽曲は「この映画にはこの曲しかない!」と思わせる素敵な曲です。一歩一歩進んで行くしかなかった、当時の“旅”を感じさせる空気を持つ「でんでん」という曲が「引っ越し大名!」を数段持ち上げてくれたと思います!
映画『引っ越し大名!』
8月30日(金)公開
監督:犬童一心
原作・脚本:土橋章宏「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫刊)
出演:星野源 高橋一生 高畑充希 小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊、及川光博 ほか
主題歌:ユニコーン「でんでん」作詞:川西幸一/奥田民生 作曲:奥田民生(Ki/oon Music)
配給:松竹
公式サイト:http://hikkoshi-movie.jp
公式Twitter:@hikkoshi_movie
©2019「引っ越し大名!」製作委員会