陣内智則がMCを務める『○○発東京行き2019春』(フジテレビ系)が5月26日(日)に放送される。
“出会いと別れの季節”に、全国各地のターミナルから上京する人たちに番組スタッフが密着・同行し、その先で起こる人間ドラマを見届けるドキュメント・バラエティー。第3弾となる今回は、850人に取材を実施した。
進学のため、1日1便しかない北海道・稚内空港から飛行機で上京する19歳の女性は、東京に着くと、自分を育ててくれた母親に並々ならぬ感謝の思いをはせ、「飛行機の中で泣いた」とぽつり。人の多い東京で戸惑う彼女に、同郷の平成ノブシコブシ・吉村崇は「分かる!」を連発。13歳から東京に通っていた山本舞香も「電車に乗ったとき“どこから人間が湧いてきているんだろう”と思いました」と彼女に共感する。
大阪駅の高速バス専用ターミナルには、父親と小学生の息子の姿が。旅費を節約して2人が東京に向かった理由は、大好きな“鉄道”。息子はこの日のために超綿密なスケジュールを作成。普段なかなか息子と遊ぶ時間がないという父親は、とことん付き合う覚悟を見せるが、その行程の過密ぶりは想像以上もの。疲れが見える父親を心配するも、父親からは「(息子が)成長している」と明るいコメントが飛び出す。
同じく大阪からは、東京へ向かう20歳の娘と母親も登場。パラリンピック出場を目指し、陸上の強化選手として猛練習に励む娘と、そばで支える母の姿に秋野暢子は「お母さんえらい!」と感激。いっぽう、鉄道父子の姿に自身と息子の関係を重ねた中山秀征も「今、息子の夢を全部かなえてあげたいって気持ちなんじゃないかな」と共感する。
また、小笠原諸島のフェリー乗り場(東京・父島)では、6日に1度しかないフェリーで東京へ向かう人たちのために行われる、盛大なお見送り現場に遭遇。その中の1人、高校を卒業したばかりの女性は船上からの景色に大号泣。そこには、出発まで強がっていた父と、青春時代を共に過ごした同級生たちの意外な姿があった。出演者全員の涙腺がゆるむ中、歳の近い山本も「泣いた」と語り、「空港で家族とバイバイしたとき、すごく悲しくて。飛行機の中でも泣いたし、東京の寮でもすごく泣いた」と自身の上京時を振り返る。
さらに、大阪のバスターミナルでは、0泊3日の弾丸で東京に向かう大阪で単身赴任中のサラリーマンも発見。そこまでして彼が東京に帰る理由は“娘の幼稚園の入園式”があるから。毎日娘に会えないつらさを抱えながらも、「自分にとって単身赴任はよかった」と語る彼には、父親としての“ある”覚悟があった。寝顔を見たくて早歩きする姿に、同じ歳で自身も娘を持つ陣内は「分かる!」と顔をほころばせる。
<出演者コメント>
■陣内智則
映画やドラマでは絶対に作れない、ウソなしの“ほっこり”とした物語がありましたね。ハプニングが起こらなくても見入ってしまうという…。一人ひとりにいろいろな物語があって、見どころ満載だと思います。僕にも去年、娘が生まれました。僕と同じ歳のお父さんが娘に会うため、夜行バスで帰るという場面では、今までになかった感情が沸き起こりました。
■秋野暢子
特に印象深かったのは、東京パラリンピックを目指す女性と、付きっきりで応援するお母さんの姿です。ご本人は「金メダルを獲りたい」と仰っていましたが、金メダルを獲れるよう私たちも応援したいですね。頑張ってほしい!
■中山秀征
小笠原諸島から東京都心に向かう船の旅立ち。美容室に就職する彼女は、東京で一花咲かせて島に帰って、何か島のためにやってくれそうな気がするね。旅立つ別れのシーンは何とも言えずグッときましたし、ふるさとの魅力を感じました。
■山本舞香
すごくリアルで、感動するシーンがたくさんあって。より家族を大切にしたい気持ちが生まれました。単身赴任のパパが娘に会いに行くVTRが素敵でした。私もお父さんと仲が良いですが、たまにケンカすることもあって。この間は突発的にきついことを言ってしまって…反省しました。もっと大切にしないといけないって思いました。今回のVTRを見ていたら、私も結婚したくなりました。
■吉村崇(平成ノブシコブシ)
どれも全部ドラマがあってあっという間でした。鉄道好きな男の子とお父さんのVTRが良かったです、面白かった!
『○○発東京行き2019春』
カンテレ・フジテレビ系(※一部地域を除く)
5月26日(日)後4時05分~5時20分
MC:陣内智則
パネラー:秋野暢子、中山秀征、山本舞香、吉村崇(平成ノブシコブシ)
©カンテレ