映画「パラレルワールド・ラブストーリー」の公開記念舞台あいさつが行われ、玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太、森義隆監督が登壇した。
上映を終えたばかりの会場に登場した玉森は「ずっとこの時を待ってたので『やっとだ!』という気持ち。まだまだたくさんの方に観ていただけるように宣伝も頑張っていきますので、皆様のお力も借りつつこの映画を盛り上げていけたらなと思います」と喜びを語った。
続いて吉岡は「こうやって皆様に映画が届いてることを心からうれしく思います。皆様の感想がいろんな方に伝わって、映画も深みを増していくかなと思いますので、これからもぜひ感想を寄せてください」と。染谷は「撮影していたのは1年ちょっと前で、当時は本当に頑張ったので、無事公開してうれしいです」と撮影を振り返った。
一番好きなシーンについて玉森は「冒頭の麻由子との電車で出会うシーンも好きですし、智彦と言い合いになるシーンもすごく好き」と一つに絞ることができず。最終的には麻由子との電車のシーンを選び「崇史がピュアな気持ちで唯一恋愛していたシーンなので」とお気に入りの理由を語った。
吉岡は「崇史と智彦の別れと言っていいのか、物語の核心に迫るシーンを初めて観た時に泣いちゃいました」と告白。染谷は「電車のシーンはなんて映画的なんだ、と思って僕も大好きです」と玉森と同じシーンを挙げた。
本作をもう一度見るときに注目してほしいシーンを聞かれた森監督は「1回目は崇史と一緒に混乱すると思うので、2回目は麻由子に注目してほしい。彼女が背負っているものを知ってから見ると、一層深いラブストーリーとして見ることができる」と語った。
“頭フル回転ミステリー”にかけて「最近解けないでいる謎、不思議に思っている謎」を聞かれた玉森は「家でものを無くしたのに絶対に見つからない、どこにも出てこないってことありません?」と家のスリッパが行方不明になったエピソードを披露。結果「デニムの上に乗っかってました」と意外な場所でスリッパが見つかったことを報告し、笑いを誘った。
イベントの終盤には、玉森の「玉」にかけて2つのくす玉で映画公開を祝福。さらに原作の東野圭吾からサプライズの手紙が届き、MCが代読。手紙には「映画公開おめでとうございます。敦賀崇史の内面は、私がこれまで創作したキャラクターの中でも飛びぬけて複雑です。引き受けてくださったことに感謝します。また、正面から取り組まれたことに敬意を表します。今後さまざまな役を演じられると思うのですが、このたびの経験が少しでも糧になることを祈っております」と激励の言葉が記されており、玉森は「本当にうれしいです。光栄です」と喜んだ。
「パラレルワールド・ラブストーリー」
公開中
出演:玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太、筒井道隆、美村里江、清水尋也、水間ロン、石田ニコル/田口トモロヲ
原作:東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」(講談社文庫)
監督:森義隆
企画・配給:松竹
公式サイト:http://www.parallelworld-lovestory.jp/
公式Twitter:@paralove_movie
©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会©東野圭吾/講談社