映画『ザ・ファブル』の大阪舞台がなんばパークスシネマで行われ、伝説の殺し屋・ファブル役を演じた岡田准一とファブルの相棒・ヨウコ役を演じた木村文乃がサプライズで登壇した。
上映前「関西を代表するザ・ファブルが大好き!なゲスト」という紹介から岡田と木村がサプライズで登場すると会場は騒然。割れんばかりの大歓声が響き渡った。
岡田は「これから観ていただけるとのことでドキドキしております。京阪で育った岡田准一です。(緑色の客席シートを見て)皆さん、“緑”が似合っていますよ(笑)」とあいさつ。京阪電車の車体カラーが緑色なことに懸けた地元トークで会場を沸かせた。
木村は「こうやって大阪の地に作品とともに来れたことをうれしく思います。普段から応援してくださっている皆さんのお陰だなと、今しみじみ思っています」と感謝の言葉を伝えた。
アクションチームに加わった、『ボーン・アイデンティティー』などにも携わったフランス人アクション監督アラン・フィグラルズとのエピソードとして岡田は「言葉の壁もある中で、何度も相談しながらアクションを作っていった」と語った。
既にビジュアルがある漫画の実写化という点については「今日ファブルファンいますか?」と確認した上で「原作ファンの方にも、映画にした時に納得してもらえるように、心血注いでスタッフ共にみんなで作りました」と本作への想いを明かした。
シラフでテキーラを飲みまくるシーンに挑んだ木村は「脳内のアドレナリンで何とかやれた感じです。途中からどうにでもなれ!という気持ちで楽しみながらやりました」と。
さらに「監督が実はなかなかカットをかけてくれなくて。ミサキ(山本美月)と変顔対決するシーンも後半ほとんどアドリブです(笑)」と撮影秘話を明かした。
振り切ったコメディパートも多い本作で、ストイックな表情からコミカルな表情への切り替えが大変だったのでは?と聞かれた岡田は「コメディ出身なんで、僕。そういうの好きです(笑)」と語り、「プロの殺し屋が普通の生活になじめない違和感が自然に面白くなる役柄なので、わりと真面目にやりながら、真っ裸でいたりしましたね。ひらパー兄さんが生かされたと思います(笑)」と、おなじみの超ひらパー兄さんネタで会場を沸かせた。
『図書館戦争』以来の共演となる福士蒼汰とのアクションシーンについては「予告編にもある上下で撃ち合うシーンは、僕が動きをつけました。現場で話し合いながら決めた部分もたくさんありましたね」と、現場でのエピソードを明かした。
大阪が舞台ということで、一番好きな関西弁について聞かれた木村は「おススメの関西弁は何ですか?」と岡田に逆質問。岡田は「ちゃうやん」「それ、ちゃうやん」と連呼。全身を使うといいよと身振り手振りで「ちゃうやん」を披露し、木村も「勉強になりました(笑)」と爆笑。
また、大阪に一年住むなら?と聞かれた岡田は「(枚方の)T-SITE、おススメです。枚方を何とかよろしくお願いします(笑)」と再びひらパーネタで会場を沸かせた。
最後に、締めのあいさつも関西弁でと振られ「ほんまありがとう。おもろかったらみんなに広めてほしい…満足してもらえるように…」と頑張った岡田だったが「ちょっともういいですか(笑)」とギブアップ。 そして「誰にでも満足してもらえるような、スカッとできるエンターテインメントになっていると思いますので、『ザ・ファブル』の世界観を楽しんでください」と呼びかけた。
映画『ザ・ファブル』
6月21日(金)放送
出演:岡田准一
木村文乃 山本美月
福士蒼汰 柳楽優弥 向井理
木村了 井之脇海 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 宮川大輔
佐藤二朗 光石研/安田顕/佐藤浩市
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:江口カン
主題歌:レディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」(ユニバーサル ミュージック)
脚本:渡辺雄介
配給:松竹
公式サイト:http://the-fable-movie.jp/
©2019「ザ・ファブル」製作委員会