6月5日(水)放送の『戦え!スポーツ内閣』(MBS)は、先日現役引退を発表した上原浩治に緊急突撃インタビュー。スタジオではゲストでプロ野球解説者の赤星憲広が現役時代の上原との対戦のエピソードを語る。
赤星は上原について「バッターとしての駆け引きも楽しかったが、ランナーとしての駆け引きがすごい楽しかった」と当時を振り返る。赤星が荒木雅博(中日)や青木宣親(ヤクルト)らと盗塁王争いをしていたシーズンでのこと。上原は赤星がランナーのときだけ、“クイックモーション”よりもさらに速い“スーパークイック”を使っていたという。
そこで赤星は、オールスターゲームで上原と顔を合わせたとき、「なぜ僕のときだけ速いクイックを使うんですか?」と直接クレームを入れた。そのとき上原から「赤星に走られると阪神が勢いづいてしまうから」と言われたという。赤星は「それを言われて、すごいうれしかったんです。特別扱いしてくれたから」と語る。
しかし、上原の“スーパークイック”のせいで盗塁できない、では赤星自身のプライドが許さない。そこで赤星は上原の投球のクセを見破り、盗塁を成功させるように考えた。だが、上原もこのままでは終わらなかった。
赤星は「普通のピッチャーは、クセが見つかると直そうとする。でも上原さんは、直さなかったんです。バッターに投球するクセがあるとするなら、ここぞというときに、そのクセを利用して、けん制をしてきたんです」と語る。
MCの武井壮は「エサを撒いてたんですね!」と驚き、赤星も「それをやられたときに、また(僕が)興奮して…」とスタジオを笑わせる。
『戦え!スポーツ内閣』
MBS
6月5日(水)後11・56~深0・53
©MBS