公開中の映画「空母いぶき」大ヒット記念舞台あいさつが行われ、西島秀俊、山内圭哉、和田正人が登壇した。
大ヒットを受けて、西島は「皆さんに観ていただいて完成する作品だと思っていたので、たくさんの方々に観ていただけて感無量です。本当にありがとうございます」と、感慨深そうに語った。
山内じゃ「本当にたくさんの方々に観ていただいているんだなと今日実感しました。周りからの反響も多くあり、親族から『いてまえー!』とラインが来ます」と話し、会場からは大きな笑いが起こった。
和田は「周りでもたくさんの方に観ていただいて大ヒットしているとは聞いていたのですが、そこまで実感はないです。撮影が一日で終わったので。正直あやかっていいのかという申し訳ない気持ちもあります」と語った。
上映会では『いそかぜ』の人気が高かったという話を受けて、全国の舞台あいさつを回った西島は「『いそかぜ』人気はすごかったですね。大阪はもちろんですけど、全国どこ行っても『いてまえー』っていうとウケてましたね。」と。
さらに、本田翼と深川麻衣に、秋津と新波どっちが好きかを聞いたところ「いや、『いそかぜ』(浮船艦長)が好きです」と返ってきたというエピソードを披露した。
それを聞いた『いそかぜ』艦長・浮船を演じた山内は「初めて台本を読んだ時は、この緊迫した状況で“いてまえー”って言うてええのかなと思ったけど、原作もそうなんですよね」と。
『いそかぜ』の乗組員を演じた和田は「『いそかぜ』が人気って言いますけど、浮船艦長が人気なだけで、そこにも若干便乗させてもらってますね」とかぶせて会場の笑いを誘った。
山内が「和田君も関西出身なんで、僕の関西弁につられないようにかなり努力されていたと思います」と話すと、浮船艦長の「バックや、バックー」と指示するセリフがツボだと語る和田は「甲子園球場にいる阪神ファンのおっちゃんみたい」と例え、さらに会場からは大きな笑いが起こった。
撮影では山内、和田とは一緒にならなかった西島は「『いそかぜ』こんなことになっているんだ」と完成した映画を見て驚いたことを語った。
最後に、西島が「照準よし!」、山内が「いてまえー!」、和田が「てー!(射て)」と映画さながらのセリフで舞台あいさつを締めくくった。
映画「空母いぶき」
全国公開中
<ストーリー>
20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲。日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない1日を迎えることになる―。
<出演>
西島秀俊、佐々木蔵之介
本田翼、小倉久寛、髙嶋政宏、玉木宏、戸次重幸、市原隼人、堂珍嘉邦、片桐仁、和田正人、石田法嗣、平埜生成、土村芳、深川麻衣、山内圭哉
中井貴一、村上淳、吉田栄作、佐々木勝彦、中村育二、益岡徹、斉藤由貴、藤竜也、佐藤浩市
原作:かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中・協力:惠谷治)
企画:福井晴敏
脚本:伊藤和典、長谷川康夫
音楽:岩代太郎
監督:若松節朗
製作:『空母いぶき』フィルムパートナーズ
配給:キノフィルムズ
公式サイト:kuboibuki.jp
©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ