『ラグビーワールドカップ2019™日本大会 100日前イベント』が行われ、舘ひろし、櫻井翔、五郎丸歩選手、畠山健介選手らが登場した。
9月20日(金)より日本の12会場で試合が行われる本大会。100日前を記念して、大会開幕までのカウントダウンクロックや、開催地を巡る「トロフィーツアー・スターティング・セレブレーション」の出発式が実施された。
イベントには大会PRキャプテンの舘ひろしと、スペシャルゲストの櫻井翔が登壇。櫻井は「(試合会場でもある)釜石市に取材させていただいたり、選手の皆さんにもお話を伺う機会もあり、そして100日前ということで、いよいよ開催されるんだなと。より盛り上げていきたいです」と意気込んだ。
日本のみならず世界のラグビーチームの試合も欠かさず見ているという舘も「4年前からラグビーに対して、皆さんの反応というか反響が高まっている。ぜひご覧になっていない方にも興味を持っていただけたら」と語った。
2人に加え、「ラグビーワールドカップ2015™イングランド大会」日本代表の五郎丸歩選手と畠山健介選手も登壇し、トークショーが行われた。
4年前のイングランド大会で、日本が南アフリカに勝利した試合からグッと国民の注目度が上がったという。櫻井も「あの大興奮は記憶に残ってます」と話すと、舘も「最後にトライ(ゴール)したときはすごかった!画面が揺れてた」と語る。
そんな中、畠山は「その時は、1か月ぐらい宮崎県で合宿をしていて。朝から夜まで練習して、ずっと厳しかったのを覚えています。その時の監督に『合宿とか練習じゃなくて訓練だ』って言っていて。そこでは心と体を鍛える毎日でした」と振り返った。
櫻井が「そういうハードトレーニングの時のコンディショニングはどうやっているんですか?」と聞くと、「練習が終わったら、すぐアイスバス(氷風呂)に入って整えていました。練習後は、全身が打撲疲労していて火照っているので、それを鎮めるためというのと、血流がよくなり回復が早まるというデータがあるらしく。…でも僕らはよく分からないまま入っていました(笑)。最初はすごく気持ちいいんですけど、だんだん体が冷えてくるので、それがつらかった」と明かした。
そこでアイスバスを櫻井と舘が体験することに。一斉に氷水に手を入れた2人だったが、舘は冷たさに我慢ならず「痛い!」とすぐにギブアップ。そんな舘を見た櫻井は「ちょっと舘さん、もう出してるんですか?早くないですか?(笑)でも、5~10秒ほどはいいんですが、だんだんと痛くなってきますね」と。
また本大会の優勝チームについて、畠山が「希望として、ティア2(tier2)の日本で開催されるので、ティア2の国が優勝してほしい。それが願わくば日本であれば」と語ると、五郎丸も「日本が優勝します!」と宣言。
会場からは笑いも聞こえたが、五郎丸は「本気で言っていますよ。だって、4年前の大会で日本が南アフリカに勝つなんて誰も想像しなかった。そんなチームに希望や夢を持って応援していくなんて、夢があると思いませんか?日本代表と共に、夢を見ながら応援し続けましょう!そして最高のW杯と、来年の東京オリンピックにつなげられるよう、応援のほどお願いいたします!」と熱く呼びかけた。
最後に、舘は「ルールが難しいといわれますが、ボールを落としてはいけない、前に投げてはいけない。その中でトライするためにゴールに向かう。…これだけ覚えてみていただけたら楽しめると思います」と。
櫻井も「フランスに取材した帰りの飛行機で釜石市の特集をした映像を見て。あるメッセージで『後ろにこれだけの仲間がいる』というのを見て、ボールは後ろにしか投げられない、でも逆を言えば後ろには仲間が支えているんだ、というのがラグビーの魅力だとあらためて感じました。それぞれがそれぞれの役割を、自分のためじゃなくてほかの選手のために少しでも進んでいく。そんなラグビーが持つメッセージが多くの方に伝われば。また、開催中は日本列島が沸くと思いますし、これがきっかけに“ブーム”ではなく“文化”となれるよう一助となれたら」と語った。