福山雅治主演の日曜劇場『集団左遷!!』(TBS系)の第9話(6月16日(日)放送)から、石丸謙二郎が登場することが決定した。
本作は、50歳を目前にして廃店が決まっている銀行支店の支店長となった片岡洋(福山雅治)と、リストラ寸前の銀行員たちが協力して大逆転に挑む、サラリーマンの悲哀と笑いが巻き起こす下克上を描く。「銀行」という巨大組織を相手に、決して強くはないごく普通のサラリーマンが、リストラ候補の仲間たちと力を合わせて、組織の理不尽さに対し果敢に立ち向かっていく物語だ。
現在ドラマは片岡と横山輝生(三上博史)の直接対決を描く第2章「本部編」を展開。片岡たちの必死の頑張りもあと一歩届かず、増長し続ける横山専務。三友銀行はこのまま彼の思い通りになってしまうのか?銀行本部を舞台にした“互いの正義を懸けた手に汗握る心理戦”が繰り広げられる。
そして6月16日放送の第9話から石丸謙二郎が出演することが決定。石丸が演じるのは国会議員・島津和幸。元金融担当相という肩書きを持ち、銀行と関わりの深い金融庁に顔が利く有力な政治家だ。
石丸といえば、落ち着いたトーンの声質を生かした『世界の車窓から』のナレーションで知られている。また、『SASUKE』や『スポーツマンNo.1決定戦』では、強靭な肉体を生かして活躍。そして、役者としては大河ドラマをはじめ、『十津川警部シリーズ』で主人公とコンビを組む亀井定雄刑事を演じるなど、安定感のある演技に定評がある。不正に関わっているかもしれない疑惑の政治家を、石丸がどのように演じるのか。
また、片岡は島津と横山専務の関係を探るべく奔走する中、かつて蒲田支店で共に頑張った滝川晃司(神木隆之介)、木田美恵子(中村アン)ら元部下たちと久しぶりに再会する。再び集結した彼らの活躍にも注目だ。
片岡たちの新たな戦いを描く第2章もいよいよ佳境へと突入。銀行を守るという「正義」の名の下に隠された横山専務の狙いは?そして、片岡はどう立ち向かっていくのか。「組織」と「個人」の間で揺れながらも、本当に大切なものを守ろうとする片岡の「頑張り」が、果たしてどのような結末を迎えるのか。
<石丸謙二郎 コメント>
その昔、私の父親は銀行員でした。しかも支店長。ともなると、地元との癒着を無くすためなのか、毎年転勤させられておりました。当然家族も引っ越し三昧。17年間で23軒の家に住むという離れ業を味わい、転校生として黒板の前であいさつをさせられるのが、春の恒例行事。おかげで、大概の環境の変化に動じない体質を獲得しました。銀行とは金銭に非常に厳しい会社組織で、1円収支が合わないだけで、残業が課せられていたのを覚えています。そのせいか、銀行モノのドラマに、人一倍興味を抱いていました。さて、楽しみにしていたこのドラマにいよいよ参戦!まさに参戦というに相応しく、丁々発止の戦いの最中に、飛び込んで行くことになります。討つか討たれるか…、緊張感あふれる撮影は、いかになりますやら。
日曜劇場『集団左遷!!』
TBS系
毎週日曜 後9・00~9・54
<第9話(6月16日放送)あらすじ>
懸命の調査でなんとか横山専務(三上博史)の裏金づくりを暴き出した片岡(福山雅治)。しかし藤田頭取(市村正親)の裏切りで、証拠となるリストから横山の名前は消されてしまっていた。外資系ネット通販会社・ダイバーサーチとの提携のカギを握る横山との取引に応じた藤田頭取の真の狙いは?
頭取に裏切られ憤る片岡。不正の新たな証拠をつかむべく、再び動きだす。巨大外資との提携による大規模な合理化とリストラの大波が押し寄せる中、滝川(神木隆之介)ら、元蒲田支店メンバーも立ち上がる。不正に築き上げられる会社の未来に、真正面から勝負を挑んでいく片岡たち。そして、起死回生のチャンスが意外な人物からもたらされる。
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