俳優・池田純矢が自ら劇作・演出を手掛ける「エン*ゲキ」シリーズ第4弾で10月上演の舞台『絶唱サロメ』のキービジュアルが解禁。同時に配役も発表された。
注目の池田版サロメの配役は、サロメと関係を持ヨカナーンが主人公。そのヨカナーン役には松岡充が。王宮の地下牢に幽閉され、王の監視下にある預言者・ヨカナーンは、唱う言葉が現実のものとなる不思議な力を持っていて、その力には世界の根幹を揺るがす重大な秘密が隠されている、という設定。
そんなヨカナーンとの出会いで運命が大きく動き出す王女・サロメ役には、ミュージカル『アニー』で主演・アニーを演じた豊原江理佳。地下牢の門番を務めている若い兵士・ナラボート役は、劇団Patch所属の注目の若手俳優・納谷健。国王直属の拷問処刑人・首切りナーマンを演じるのは、俳優でありながら『R-1ぐらんぷり2008』で準優勝し、ダンサーとしても活躍するなどマルチな才能を発揮している小浦一優(芋洗坂係長)。王妃の側女・ラバン役は声優・女優としてだけでなく『プリキュア』シリーズ主題歌などアーティストとしても躍進する吉田仁美が務める。
さらに、サロメの義父にしてユダヤの王であるヘロデを演じるのは、「エン*ゲキ」シリーズ皆勤賞で演劇界の次世代スターと目される鈴木勝吾。手当たり次第に男に手を出す色欲にぬれた王妃・へロディアには数々の舞台で卓越した歌唱力と秀逸な表現力を魅せ、ミュージカル界を牽引するシルビア・グラブ。そして、ヨカナーンに付き従う謎の男・ガブリエルを池田が演じる。
池田は「『絶唱サロメ』各分野のトップクリエイターであるスタッフ陣に力を借り、そしてキャストの皆さんに、さらに深化して頂き、自分の想像を超える素晴らしいビジュアルが仕上がりました。今作のビジュアルで目指したのは、サロメの世界観が持つ妖艶さと耽美さの中に、エン*ゲキシリーズならではのエンターテインメント性を融合させる事。狙い通り、視覚的な面ひとつをとってもワクワクした気持ちを彷彿とさせるイメージに、自分自身興奮の坩堝でございます。撮影では終始「スゲー!」「ヤベー!」と語彙力を失うほど驚いてしまいました。ファインダー越しに観るキャラクターたちの一挙手一投足はまるで光を纏うように美しく、本番での演出プランの大きな兆しとなりました。遂にヴェールを脱ぐ『絶唱サロメ』の全貌。どうぞご期待下さいませ!」と興奮のコメントを寄せている。
『絶唱サロメ』東京公演は10月5日(土)~13日(日)に紀伊國屋ホール、大阪公演は10月26日(土)~27日(日)サンケイホールブリーゼで上演される。