6月28日(金)公開の映画「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」完成披露親子試写会が開催され、戸田恵子、中尾隆聖、榮倉奈々、ANZEN漫才(みやぞん、あらぽん)、寺田千代(ドリーミング)が登壇した。
最初に戸田と中尾が「僕、アンパンマンです!」「は~ひふ~へほ~!」とそれぞれアンパンマンとばいきんまんのおなじみのせりふであいさつすると、会場の子供たちは大興奮。戸田は「アンパンマンの生みの親のやなせたかし先生の生誕100周年という記念すべき作品で、そして今年で31作目と長く続いている作品でもあり感慨深いです」と語った。
榮倉は「バニラ姫という役をやらせていただいて、そして3人(戸田、中尾、ドリーミング)の声が聞けて、とてもうれしいです。映画が終わるまで一緒に楽しめたらなと思います」と。
みやぞんは「感謝感激雨あられということで、本当にうれしいです。子供のころの思い出の写真を見ると、全部にアンパンマンがいたりなど、今日を迎えられて光栄です!」と話し、あらぽんは「今、アンパンマンと並んでみて、僕の方がでかいんだって少しショックでした」と笑いを誘った。
新たにアンパンマンファミリーに加わった気持ちを聞かれた榮倉は「本当にうれしいです!マネージャーさんから『相談なんですけど、アンパ…』と聞き終わる前に『やりたいです!』って言ったくらい本当にうれしくて。家に2歳の子供がいるんですけど、ここ1年くらい毎日アンパンマンって言っていて、うちのヒーローはアンパンマンとばいきんまんなんです。うれしさと緊張と責任感が入り混じってます」とゲスト声優を務めた気持ちを明かした。続けて「昔、コキンちゃんが『ママだーいすき』って言う回があって、そのせりふを言ってくれた時は涙が出るほどうれしかったです」と子供とのエピソードも披露した。
みやぞんも「アンパンマンファミリーに加わっていいんですか?って思うくらいうれしいですね。よく僕らのことをアンパンマンとやや響きがよく似ているから“あんまん”と呼んでいただけることがあるんです」と話し、あらぽんは「みやぞんとは2歳くらいからの親友なんですけど、昔アンパンマンの劇をやることがあって、みやぞんはカレーパンマン、僕はおにぎりまんを演じたんですけど、あの頃の自分におにぎりまんじゃなくて最強ロボだぞ!と伝えたいですね」とアンパンマンにまつわるエピソードを明かした。
榮倉は「親の立場から見てもグッとくるせりふが多く、バニラ姫とコキンちゃんの友情関係は見どころです。映画を見て親子で笑顔になってもらいたいなと思います」と注目ポイントを紹介。あらぽんは「ロボットなので重厚感を出そうと思ったのですが、台本を見るとせりふがなくて“~~”ばっかりで。フリースタイルでやってくださいと言われました(笑)」と衝撃のエピソードを語った。
戸田は「アンパンマンの声優の中には20代の方もいたりするので、彼らが生まれる前にアンパンマンをやっていたんですよね。昔と変わったことと言えば、台本の字が大きくなりました」と、長年アンパンマンシリーズに携わる戸田ならではのエピソードを明かし、中尾も共感を示した。
アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生の生誕100周年記念作品ということにちなみ、やなせ先生との思い出について聞かれたドリーミングは「先生との思い出はいっぱいなんですけど、先生と一緒に仕事するようになって2年目の時に、やなせ先生から『何よりも明るいあなたたちに出会えて感謝しています』とお手紙を頂いて。それが今も力になっています」と。
戸田も「東日本大震災以降、先生とは密接に話すことが増えたんですけど、“人生は喜ばせごっこ”という言葉が印象に残っていて、これからも子供たちが喜んでもらえるように番組をやっていきます」と語った。
最後に戸田は「今日はありがとうございました。以前榮倉さんは私の娘役として共演したことがあって、アンパンマンのゲスト声優をやることになったと聞いたときは驚きました。みやぞんさんは歴代のゲスト声優の中で一番しゃべってたと思います!あらぽんさんも短い単語で表現するのはプロでも難しいのに、とても頑張っていたと思います。アンパンマンは100年続く作品だと思っています!」と語った。
映画「それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫」
6月28日(金)より 全国ロードショー
配給:東京テアトル
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