遠藤憲一主演ドラマ『それぞれの断崖』(フジテレビ系)の主題歌が、CHEMISTRYの「Angel」に決定。CHEMISTRYがドラマの主題歌を担当するのは約10年ぶりとなる。
本作のために書き下ろされた「Angel」は、CHEMISTRYの生みの親で初期の大ヒット作を手掛けた松尾潔がトータルプロデューサーとして全面バックアップ。歌詞には、生きることの難しさや壁、それらを乗り越えた先には何があるのか、など台本から読み取れるイメージが落とし込まれており、「激しい演技になる」というドラマプロデューサーの言葉を受け、それに負けないドラマチックでエモーショナルな曲調に仕上がっている。
6月4日に行われたレコーディングでは、生ストリングス入りのゴージャスなアレンジに川畑要も大感激。アレンジに負けない最高のボーカルパフォーマンスが生まれ、主題歌を依頼したドラマプロデューサーの西本淳一も「期待通りの素晴らしい曲。レコーディングを納得いくまで繰り返す2人に、プロとしての姿勢をあらためて強く感じた」とコメントした。
また、CHEMISTRYが陣中見舞いのため収録現場を訪問し、遠藤との3ショットが実現。遠藤が、CHEMISTRYがデビューするきっかけになったオーディション番組を熱心に見ていたという話も飛び出し、3人は初対面にも関わらず和気あいあいムードに。
その後、撮影を見学したCHEMISTRYは先ほどまで和やかだった遠藤が一転、息子を殺され苦悩する主人公・志方恭一郎に成り切る姿に圧倒されたようで、川畑が「直接拝見させていただくとリアルな感じが伝わってきて、とても貴重な体験でした」と感想を語ると、堂珍嘉邦も「ドラマから歌、もしくは歌からドラマ、というような、いい相乗効果が生まれたら」と意気込んだ。
そして、CHEMISTRYが陣中見舞いにやってきた日、初めて主題歌を聞いた遠藤は「やっぱりコーラスが上手だよね。(歌詞にも)志方恭一郎の気持ちが、込められているような気がした。今っぽさも持ちつつ、でもダンスミュージックとは違った感じが、僕は好きです。男らしく、とても刺激を受ける曲」と絶賛した。
<CHEMISTRY コメント>
◆ドラマ主題歌を担当されるのは約10年ぶりになります。
川畑:10年ぶりという長い時間が空いている中でお話を頂けたのは、とてもうれしかったです。このドラマを僕らの楽曲でパワーアップさせることができればと思います。遠藤さんをはじめとしたキャストの皆さんの演じる姿にプラスして、僕たちの歌が背中を押せるような、そういう強い楽曲になればいいと思いながら歌わせていただいたので、本当に心からうれしく思っております。
堂珍:ドラマから歌、もしくは歌からドラマ、というような、いい相乗効果が生まれたらと思います。刺激し合い、そして寄り添う力になれたらという思いで歌わせていただきました。
◆実際に「Angel」を歌ってみていかがでしたか?
川畑:とても男らしい曲だと感じています。僕らも40歳になり、詞の内容もそうですが、デビュー当時に歌っていたらこういう感じにはならなかったと思うぐらい、男らしさと力強さ、そして背伸びして歌ってはいない。そんな部分をしっかり出せたと思いました。
堂珍:とてもシンプルな歌詞です。役者の方もおそらくそうだと思いますが、僕は(歌詞の)前後の気持ちを持つことで、言葉に呼ばれるように歌を届けることができると思っています。このドラマのメッセージのようなものが詞ににじんでいると感じて、そういう気持ちを表現したつもりです。
◆視聴者へのメッセージを。
川畑:今回、主題歌を10年ぶりに歌わせていただくことになりました。このドラマが“崩壊と再生”ということをテーマにしていると聞いた時に、激しく熱い内容だと感じていましたので、揺れ動くストーリーの中、僕らの楽曲が混じり合えたらいいと思っています。ぜひ、楽曲を楽しんでいただければと思います。
堂珍:いろいろな人間ドラマが、歌にもドラマにも描かれていますので、一個人してオンエアも楽しみにしています。皆で観ましょう!そして僕らの歌も聴いてください!よろしくお願いいたします。
オトナの土ドラ『それぞれの断崖』
8月3日(土)スタート ※予定
フジテレビ系
毎週土曜 後11時40分~深0時35分
出演:遠藤憲一、田中美里、清水大登、渡邉蒼、永瀬莉子、仁村紗和、内田滋、梨本謙次郎、目黒祐樹、田中美佐子
原作:小杉健治
脚本:洞澤美恵子
プロデュース:西本淳一(東海テレビ)、大久保直実(ビデオフォーカス)
演出:村松弘之、藤木靖之、遠藤光貴