オトナの土ドラ『仮面同窓会』(フジテレビ系)に出演する廣瀬智紀が、自身の高校生時代のエピソードや本作の見どころなどを語った。
『仮面同窓会』は、出来心から始まったいたずらが不可解な殺人事件となり、4人の男たちが疑心暗鬼に陥っていくクライムサスペンス。現代ミステリーの名手・雫井脩介の同名小説を原作に、張り巡らされた伏線、むき出しの人間の本質を描いている。
廣瀬が演じているのは、仮面同窓会のメンバーの1人で主人公・新谷洋輔(溝端淳平)が最も心を許す幼なじみ・片岡八真人だ。
◆撮影も進み、あらためて片岡八真人役を演じてみていかがですか?
やっていて思ったのは、言葉にすると難しいのですが、八真人はとにかく優しい人なんです。でも、どこに自分の本心があるのか分からなくて、“本当はこの人、何を考えてるんだろう?”と思ってしまいます。もしかしたら、奥底では怖い一面を持っているのでは……。とても魅力的な役だと思います。
◆溝端さんの印象はいかがですか?
昔から仲良くさせていただいているような感覚に陥るような、とてもフランクな方です。そういう溝端さんの明るさにとても助けられています。自分にないものを持ってる方だと思いますし、現場でも勉強になります。
◆印象に残っているシーンはありますか?
僕はシリアスなパートが多いので、同級生たちとあまり仲良くする姿がない中で、高校時代の回想シーンの中で、僕ら4人で廊下を走っている撮影は楽しかったです。自分の高校時代のことを思い出して、懐かしさを感じました。
◆回想シーンでは制服姿も披露されています。
この年齢になっても高校生役をやらせていただけるのはとてもありがたいと思っています。もちろん、見た目的には違和感を覚える方もいらっしゃるでしょう(苦笑)。でも、自分が学生時代の回想シーンをやらせていただくということで、現在の八真人をイメージではなく、実際に生きてきた感覚として持つことは(演じるうえでも)とてもいいことだと思っています。
◆廣瀬さんご自身は、高校時代どんな生活をされていましたか?
僕は男子校でした。でも入学した学校が進学校で、初めての中間テストで、クラスの後ろから2番目ぐらいの成績を取ってしまい、それは衝撃的でした(苦笑)。その時、僕と一緒にいた友人たちはあまり勉強をしていなかった様子なのに、結果的にはみんな成績が上位の方にいて…。進学校に来るような人は、本当に頭のいい人たちばかりなんだと思いました。だからもう、勉強はそこそこに(笑)、サッカーに打ち込んだり、クラスではにぎやかなタイプとして、高校生活を謳歌しました。先生に怒られやすいキャラクターだったような気がします。あの(仮面同窓会)4人の中の誰でもない、ガキ大将ポジションだったかな(笑)。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
今までご視聴いただきありがとうございます。展開が目まぐるしく動きつつ、1話からの伏線が色々なところで回収されています。今までも1話1話、毎回スリリングで、今後どうなっていくのかが気になる展開だったと思いますが、残りの話数もより引き付けるストーリーになっています。瞬き厳禁で見ていただけたらうれしいです。
オトナの土ドラ『仮面同窓会』
フジテレビ系
毎週土曜 後11時40分~深0時35分
出演:溝端淳平、瀧本美織、佐野岳、木村了、廣瀬智紀、雛形あきこ、永井大、渡辺裕之 ほか
<第6話あらすじ(7月6日放送)>
自殺した日比野真理(吉田志織)の墓参りに訪れた洋輔(溝端淳平)と美郷(瀧本美織)は、花を持った八真人(廣瀬智紀)と居合わせる。自殺の本当の原因を知りたいと問う美郷をはぐらかすばかりの八真人。洋輔もさらに八真人を問い詰めるが…。
番組サイト:http://www.tokai-tv.com/kamendosokai/