令和仮面ライダー第1作となる新番組『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)が9月1日(日)スタート。放送に先駆け、制作発表記者会見に仮面ライダーゼロワンに変身する主人公・飛電或人役の高橋文哉ら主要キャストが登壇した。
本作のテーマは、人工知能=AI。主人公のAI企業の社長となる或人(高橋)が仮面ライダーゼロワンに変身し、人間に悪用されたAIと人間たちの弱さと戦っていく。
会見では、或人/仮面ライダーゼロワン役の高橋、諫/仮面ライダーバルカン役の岡田龍太郎、イズ役の鶴嶋乃愛、唯阿/仮面ライダーバルキリー役の井桁弘恵、迅役の中川大輔、滅役の砂川脩也、そして福添役の児嶋一哉の主要キャスト7名が登場。
主演の高橋は「出演が決まった時は、本当に“驚き”というものが大きくて。台本をもらってもまだ実感が湧きませんでした。その後撮影が始まって、仮面ライダーらしい、変身やアクションをして“仮面ライダー”という言葉を使うたびに、『あー、仮面ライダーになるんだ!』という気持ちがどんどんこみ上げてきて、本当にうれしくて光栄なことだと思っています」と心境を明かした。
岡田は「僕の父がとても仮面ライダー好きで、特に昭和ライダーを見ていました。アマゾンの印象がたいへん強く『大切断』といって敵を真っ二つにするんですが、僕も小さい頃は、『大切断』と言ってトイレットペーパーを切っていました(笑)」と自身の仮面ライダーエピソードを披露した。
或人と行動を共にするAI型の秘書・イズを演じる鶴嶋は「AIなので感情がないのですが、喜怒哀楽の激しい或人と行動することでどう成長するのか見守っていただけたらうれしいです」とアピール。
登場時から変身するのは史上初という女性ライダーに扮する井桁は「『私が変身するんですか!?』って聞き返してしまったくらい、ビックリしました。女性らしく、かつカッコいい女性仮面ライダーになれるように、気を引き締めて頑張りたいという思いでいっぱいです」と意気込みを語った。
「滅亡迅雷.net」というテロリストグループのメンバーを演じる2人は、役作りについて「迅は精神年齢が5歳くらいと聞いたので、本屋さんで発達心理学の本を買い、5歳児の心理を勉強しました」(中川)、「ミステリアスで、見ている人たちが『何だろう!?』と思ってくれる役にしたくて、動きをすごくゆっくりにしたり、しゃべり方も気をつけました。あと、敵の司令塔役なので、とにかく威厳を出せるようにいろんな作品の敵役を見ました」(砂川)と。
撮影現場の雰囲気を聞かれた高橋は「クランクインして1か月ぐらいなんですが、今日も舞台裏でみんなで『頑張ろうね』と言い合ったり、最初の頃に比べたら仲が良くなってきていますね」と報告。児嶋も「僕はまだ数日なんですが、たまに現場に行くとみんなの仲がどんどん良くなっている。僕は取り残されていく感じがしています(笑)」と続いた。
そんな児嶋は「“仮面ライダーに1年間、出演した”というのはスゴイ肩書ですから、これからバンバン、テレビで言っていきます!実は、解禁前にいろいろな芸人さんに話しちゃったんですよね。みんなが『ライダー役なの?』と聞いてくるので『そんなわけねぇだろ!』と返すやりとりが、既に出来上がっていて」と告白し、会場を沸かせた。
高橋は、制作発表では恒例の仮面ライダーゼロワンに変身する際のポーズを披露し「今日の出来は150点です(笑)。目の前が真っ白になってどうしようかと思いましたが、うれしかったです」とにっこり。
最後に、高橋は「昭和、平成と歩んできた仮面ライダー、そして令和という時代が始まっての『仮面ライダーゼロワン』。令和の最初にふさわしい仮面ライダーとして僕をはじめ、共演者の皆さん、スタッフの皆さんと力を合わせて、見ていただいた方の元気の源になったり、自分の中に何かを見つけられるような作品にしたいと思っています。全身全霊で1年間、皆さんと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!」とメッセージを送った。