ABC座『ジャニーズ伝説2019』の製作発表が行われ、主演を務める A.B.C-Z が出席した。
ジャニー喜多川氏が作・構成・演出を務める本作は、初代ジャニーズのアメリカ武者修業に始まり、フォーリーブス、少年隊からA.B.C-Zに至るまでのジャニーズのそうそうたる歴史をエンターテインメント・ショーで描いた傑作ミュージカル。A.B.C-Zが主演を務めるのは、今回で5回目となる。
新ポスターも披露され、河合郁人が「初代ジャニーズの方と日生劇場の前をジャンプしているという構図は、すごくうれしいです」と明かすと、塚田僚一も「初代ジャニーズさんも日生劇場で公演されていたので、僕たちもその意思をしっかり受け継いで、こういうオマージュという形にさせていただきました」と。
今回で5回目となる『ジャニーズ伝説』について、橋本良亮は「この舞台は、ジャニーさんの思いがぎゅうぎゅうに詰まっているので、今年も携わることができて光栄です」と話し、戸塚祥太も「僕たちはジャニーさんからたくさんのものを頂きましたが、この作品はその中でも特別に大きなプレゼントだと思っています。それをまた5人と、素晴らしいジャニーズの仲間と一緒に公演できることをうれしく思いますし、作・構成・演出:ジャニー喜多川の名に恥じぬよう、大切に守っていきながら。また攻めるところは攻めて、新しいジャニーズ伝説を披露できたら」と意気込んだ。
今回は、ジャニー喜多川氏が逝去してから初のジャニーズ伝説。橋本は「まだ稽古も始まっていなくて、どんな感じになるか分からないんですが、今回滝沢(秀明)君がサポートしてくださることになりまして。どういう化学反応が生まれるか…とか、新しい挑戦もこれから決めていくんですが、楽しみです」と心境を明かした。
河合も「実は『ジャニーズ伝説2019』のテーマ曲をKinKi Kidsの堂本剛君が作ってくださることになって。ある日、滝沢君と僕と剛君で会う機会があった時に、ジャニーズ伝説の話になりまして。その時に、滝沢君から『相談してみたら?』と言われ、舞台のテーマである“未来のジャニーズ”について話して、『曲を作ってくださいませんか?』とお願いしたら『ええよ』って。ジャニーズ大好きジャニーズとしては、うれしいですし、どんな感じになるのか楽しみです!」と笑顔で語った。
5人それぞれの“ジャニーさん伝説”“タッキー伝説”を聞かれると、河合は「僕は、最初に『かわいい河合』って言われていたんですが、だんだん『かわいくない河合』『顔の下半身が不細工』とか、僕がツッコめるような呼び方をしてくれていたんですが、ここ何年かは、“河合”ではなく“中居”と言われることが多くて、中居(正広)さんになったつもりで答えてました(笑)」と。
続けて「実は、ジャニーさんが倒れる前に収録でお会いしたんですが、その日初めて『YOU面白いよ』って褒めてくれて。でも具体的にどこかっていうのは聞いても教えてくれなかったので、どこが面白かったのか今でも気になってます」と話すと、戸塚が「逆に僕は、その日に『面白くないよ、普通だよ!』って言われて。そこであらためて『普通じゃいけないんだ、僕はジャニーズなんだ』って再確認しました」と。
そんな中、塚田は10代の時にジャニーさんから怒られたと明かし「あまり海外も行っていなかったので、集合場所の空港でおどおどしてたら、赤いオープンカーでジャニーさんが通って行って。そのあとに『YOUたちダサいよ、おどおどしてたらかっこ悪いよ』って言われちゃいました。でも、赤いオープンカーに乗ってるジャニーさんはかっこよかった!」と。
五関晃一も「僕もJr.の時に街中でジャニーさんを見つけて『ジャニーさん!』って呼んだら、車の窓を開けて『やめてよ!僕がジャニーってバレるだろ!』って呼んだ声より大きい声で怒られたことがあって」と話し、会場は大爆笑。続けて、「じゃあ、何で呼べばいいですか?って聞いたら『ボスとか』って言われたのを思い出しました」と。
「自慢じゃないんですけど…」と話す橋本は、「1年ぐらい前に滝沢君と会う機会があって。その時に『タッキー、タッキー!』って甘えていたら、僕のほっぺにチューしてくれて、その写真は宝物です!あと、15~16歳に『滝沢革命』に出させてもらっていた時に、毎日滝沢君の楽屋におじゃまさせてもらって。楽屋の冷蔵庫にいっぱいジュースが並べてあったんですが、僕はそのジュースが欲しくてノートを買って。その紙で1000円とかのお金を作って滝沢君に渡してジュースもらってました」と明かすと、周りから「それタッキー伝説じゃなくて、橋本伝説じゃない?」とツッコまれた。
「滝沢君の視野の広さが人間を超えていると思う」と明かす戸塚は「『滝沢歌舞伎』に出させていただいているときに、派手めな殺陣シーンがあったんです。そのシーン中は、滝沢君は裏でドタバタしているはずなのに、公演が終わったときに僕の殺陣について言ってくれて『どのタイミングでどこから見ていたんだ?』ってびっくりしました。後頭部にも目がついているんじゃないかってぐらい視野が広いというか、みんなのことを見ているんだなって。そんな滝沢君のサポートがあるというので、安心しちゃってるんですが…甘えず自分にハッパをかけて頑張らないといけないと思います」と語った。
A.B.C-Zの2018年上半期のエピソードを聞かれると、河合が「まさに今年からA.B.C-Zのグループメールが出来まして」と。「振り付けの動画を送ったりしているんですが、毎回僕がコメントをすると止まるんです。事件だし、これは問題だなと思うんですが、なぜ止まっちゃうのか教えてもらっていいですか?」とメンバーに質問。
すると、橋本が「だって、普通に『明日のリハーサル頑張ろうね』とかメールしてるのに、急に(河合が)自撮りを送ってくるんですよ、それは止まるよ!」ともっともなツッコミ。それでも河合が「いや、それは五関やはっしーの誕生日の時にみんなで『誕生日おめでとう!』とかメールするけど、その時に送る自撮りはプレゼントとして送ってるから」と反論すると、橋本は「マジで誰も自撮りいらないから(笑)」と返した。
河合が「でも、今までA.B.C-Zとして11年活動してますが、初めてグループメールが出来たので、より絆が深まって今年の『ジャニーズ伝説』が迎えられるんじゃないかなと」とコメントすると、橋本は「そこにタッキーも入れたいですね。今年サポートしてくださるので」と願望を明かした。
また河合は「あと、僕たちの番組『ABChanZOO』(テレビ東京)が今年で放送300回を迎えるので、それもお祝い事としてはおめでたいなと思います。その番組も最初のころはジャニーさんが演出して歌っていた番組なので」と感慨深げに語った。
最後に橋本が「昨年、ジャニーさんから『A.B.C-Zのファンです』って言ってもらってすごくうれしかった。今年は滝沢君のサポートもあり、新しいことにも挑戦するので、ぜひ楽しみにしてきてほしいです。ジャニーさん、舞台を見て僕たちのファン辞めないでね」とメッセージを送った。
ABC座『ジャニーズ伝説2019』
東京・日生劇場
10月7日(月)~29日(火)
出演:A.B.C-Z、MADE、少年忍者、ジャニーズJr.