鈴木拡樹主演のドラマ『カフカの東京絶望日記』がMBS「ドラマ特区」で9月からスタートすることが決定し、新キャストが発表された。
本作は、「変身」「審判」などで知られる小説家フランツ・カフカが、なぜか現代の東京で生活しあらゆる事象に絶望する、摩訶不思議な新感覚コメディドラマ。今年4月よりYouTubeで第1話(前編・後編)の無料配信が開始。主人公のフランツ・カフカを鈴木が演じている。
そんな本作が、MBS「ドラマ特区」枠で放送されることが決定。鈴木は、地上波TVドラマ初主演となる。連続ドラマ化に当たり、新キャストも決定した。
カフカのバイト先のパン店の同僚で、週末に韓国で整形してきた黒柳つぐみ役を奥山かずさ、新しくバイトを始めた取出イタル役を坂口涼太郎、カフカの行きつけの喫茶店ナルメ友のバイト・秋野ナツオ役を岩谷翔吾、パン店の店長の娘・山城真帆役を咲良菜緒が演じる。
監督は「劇団た組。」主宰で、『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の脚本など演出・脚本とマルチに活動する加藤拓也に加え、新たに映画「東京ウインドオーケストラ」「エキストランド」などの坂下雄一郎が参加する。
<コメント>
■鈴木拡樹/フランツ・カフカ役
カフカのようなネガティブでシュールなストーリーが地上波放送になることがどうも不安で絶望しか感じないです。
そんな作品ではありますが、たまたま地上波放送で見かけた人の希望になるようなそんな瞬間があればうれしく思います。
たった一人でもいいので、もし希望を感じた人は番組宛てにお便りください。
カフカの絶望には人を良き方向へと導く力があります。
皆さん、ぜひ観てください。
■加藤拓也監督
このドラマはカフカの作品性は一切拾わず、カフカが生きていた時めちゃくちゃ絶望する変な男だったという狭く変な所を拾っています。カフカは絶望しながらモテたらしいです。そんなカフカがなぜか現代の東京に来て一癖ある人たちと共に暮らし、若干モテたりする変な状態になってまして、変を重ね着したお話になっています。そう聞くとどこか遠いフィクションに感じてしまうかもしれませんが意外とカフカみたいな人は居るのかもしれないと思えるかもしれません。
■坂下雄一郎監督
既に配信されているものから話数も増えて、季節も変わり、さまざまな場所、新たなキャラクターも加わり、楽しいことになっています。いろんなことに巻き込まれ、カフカがいかにして絶望するのか、期待してもらえればと思います。お楽しみに。
■アサダアツシ(企画・脚本)
4月にYouTubeで1話前後編の配信をしたところ、たくさんの人に観てもらえただけでなく、鈴木拡樹さん演じるフランツ・カフカという面倒くさいキャラクターが深く愛されたことで、この度の地上波放送が決まりました。ご声援くださった皆さまのおかげです。
本当にありがとうございました。地上波放送でもカフカはいろんなことに全力で絶望します。
今、何かに絶望している人は、そんなカフカの姿を見て癒やされてください。
ドラマ特区「カフカの東京絶望日記」
MBS
9月12日(木)スタート
毎週(木)深0・59~1・29
<出演>
鈴木拡樹
奈緒 前原滉 今野杏南
キンタカオ 大村波彦 宮田早苗 中山求一郎
奥山かずさ 坂口涼太郎 岩谷翔吾 咲良菜緒
監督:加藤拓也、坂下雄一郎
企画・脚本:アサダアツシ
原案:「マンガで読む絶望名人カフカの人生論」(著:平松昭子、監修:頭木弘樹、刊:飛鳥新社)
制作プロダクション:ダブ
製作:「カフカの東京絶望日記」製作委員会・MBS
<あらすじ>
フランツ・カフカ。
ある朝目覚めると巨大な虫になっていた男を描いた『変身』で知られる20世紀を代表する小説家。
そんな彼が何かにつけては絶望せずにいられない「絶望中毒」という事実はあまり知られていない…。この物語は、なぜか2019年の東京で生活するカフカが日々起こる様々な出来事に、本気で傷つき、打ちのめされ、やがて絶望する。しかし、カフカが絶望すればするほど、それを見た人たちは彼の素直さ、真面目さに触発される。完膚なきまでに絶望に打ちのめされるカフカの壮絶かつ優美な姿は、あなたに生きる希望を与えることでしょう。
公式サイト:https://www.mbs.jp/kafka-drama/
公式Twitter:@kafka_drama
©「カフカの東京絶望日記」製作委員会・MBS