『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』初日舞台あいさつに、田中圭、林遣都、内田理央、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉、沢村一樹、志尊淳、眞島秀和、大塚寧々、吉田鋼太郎、瑠東東一郎監督が登壇した。
田中は「初日にこんなにたくさん、全国131か所も生中継で!本当にありがとうございます!おっさんずラブという作品を僕たち以上に愛して、応援してくださった皆さんのおかげで、僕たちが“映画化”のプレゼントをもらったので、ちゃんとお返ししなくてはと思っていました。映画としてパワーアップして、恩返しできる作品になったと誇りに思っています。また皆さんが大切に、いい感じにしてくれるとうれしい(笑)。感謝しかないです」とあいさつ。
続いて「ブチョー!」の声援を照れくさそうに受け止めた吉田が「ヒロイン・黒澤武蔵を演じた、オオシマです」とボケると、すかさず児嶋が「コジマだよ!やり方違うむちゃくちゃ!吉田だよ!!」とツッコみ、さっそく会場を沸かせた。
林は「皆さんの熱気を受けて、あらためてすごい作品に参加していたんだと実感しました」と喜びを語った。
劇場版からおっさんずラブに参戦した沢村は「こんなに公開にドキドキするのは初めて、待ち遠しかった。僕はこの作品で初めて、一人二役。難しかったー」と謎の告白。キャストと観客がザワつく中「気が付かなかった?狸穴役と、ゆいP役の二役やってたんです!楽しんでいただけましたかね!思い残すことは何もありません!」と語った。
同じく本作から参戦した志尊は「ちょっと私情になるんですが…。今年の初めに応援してくださるファンのお父様から、『亡くなった娘の生きる糧が志尊君でした。ありがとうございました』と手紙を頂きました。すごく胸を打たれたときにこのジャスティス役のお話を頂いて、皆さんの愛に触れることができて、この役を通して感じた気持ちを胸に後悔のないよう生きようと思いました。皆さんも少しでも想いを伝えようと思ってくれたらうれしいです」と、この作品への特別な想い入れを明かした。
ここで、本作のキャッチコピー「ラブが、とまらない」にちなみ、登壇者それぞれが愛してやまない「○○が、とまらない」を発表することに。まず瑠東監督が「皆さんが深く深くやってくださったお芝居を見返すと、新たな発見がたくさんある。あの時の感情ってこうだったのかな、とたくさん想像してもらえる作品なので!」ということで【想像が、とまらない】と披露。
続いてMCから「ではオオシマさん!」と振られ「コジマだよ!でもいい振りありがとうございます!」と再びツッコんだ児嶋が書いたのは【こじまだよが、とまらない】。「森三中の大島に振ったのにコジマだよ!ってツッコんじゃったり、正しく紹介されてるのにコジマだよ!ってツッコんじゃったり、とにかく止まらないんです」と盛り上げた。
続いて伊藤が発表した【香港映画熱が、とまらない】に、田中が「ご覧になった皆さん気づきましたかね?伊藤さんが香港ロケのシーンで春田の後ろにいるの」とファンも気づかなかった衝撃的な事実を明かし、会場は騒然。伊藤は「どうしても香港で観たい映画があって、その日に香港でロケをやっていると聞いて軽い気持ちで見学に行ったらエキストラ参加に…(笑)」と振り返った。
金子は、眞島を見つめながら【眞島愛が、とまらない】と告白し、「撮影中に眞島さんがふわっといなくなるところが背中だけ見えたので付いていったら、見せ場のシーンをめっちゃ練習してて!もう止まらない!と思いました」と暴露。眞島は「言わなくていいから!影の努力は!」とタジタジに。
大塚は【キュンキュンが、とまらない】と発表し、「この作品はドラマでも映画でも皆さんのお芝居に心を動かされて、細胞からキュンキュンする。おっさんずラブはキュンキュンする映画です!」とアピールした。
眞島は【ソフトクリームが、とまらない】と発表し、「最近ものすごくおいしいところを見つけて通るたびに買ってしまう。甘すぎずさらっとしていて、今日はどうかなと思っても食べるとおいしい。本当に止まらないものはこれです」と宣言。内田はゲームセンターの【ゾンビ倒しが、とまらない】と明かした。
志尊は「競走馬のドキュメンタリーを観てから【お馬ラブが、とまらない】。最近は血統とかいろんなことを探るのが趣味になってきた」と明かすと、吉田は「ほんとにそのまま?裏はないの?」とツッコみ、会場は笑いに包まれた。
沢村は「さっきも言ったんですが、役作りが大変だったのでなかなか抜けなくて」と満を持して【おかすクラブが、とまらない】と“天丼”で笑いを誘い、「ゆいP役で助演女優賞を獲れると思っています」と。田中も「本当に沢村さんがゆいPをやっていたら、賞獲って世界に出られると思います」と笑った。
林は【感謝が、とまらない】と発表し、「本当にファンの皆さまあっての作品で、連続ドラマからここまで応援していただいて、自分の頑張り以上のご褒美を経験させてもらいました。おっさんずラブには感謝してもし切れないです」と感慨深げに語った。
それを見つめていた吉田は「お世辞でも何でもない」と言いながら【田中圭が、とまらない】と書き上げ、「3年前の単発ドラマから、エゴサーチをしてみたらものすごい数の反響が入り始めていて、そこまでのことはこれまでなかった。連続ドラマになって社会現象を巻き起こして、いま映画になって、と、この仕事に携わっているものとして夢のよう。その中心に田中圭がいる。田中圭はひょっとしたら、全国の人に愛された寅さんのようになってくれるんではないかと思っているんです。この映画が何本も続いて、代表作としてずっと演じ続けていってくれたらいいなと。田中圭はとまらない、とまってほしくない!」と熱く語り、「僕もついでにずっと出させてほしい(笑)」と笑わせた。
最後に田中は【おっさんずラブが、とまらない】と披露し、「みんなもっとボケ倒してくるかと思ってた…最後は真面目に、と思ってたのに…(笑)」と照れつつ、「劇場版おっさんずラブをより大切な作品にしてほしい思いを込めたのと、おっさんずラブの公式の場でこのメンバーが集まれるのはきっと最後ですが、また会えると思える大切な仲間をくれたのもおっさんずラブ。おっさんずラブに出会えてよかったと言ってくださるたくさんのファンの皆さんにとっても、心が元気になるきっかけとして一緒に育ってくれればといいなと思う。そして、これからもとまらないところまで行けばいいな、と願ってこれにしました!」と語った。
「劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」
8月23日(金)公開
<ストーリー>
永遠の愛を誓ったあの日から1年が過ぎ、上海・香港転勤を経て帰国した春田創一(田中圭)。久しぶりに戻ってきた天空不動産第二営業所では、黒澤武蔵(吉田鋼太郎)をはじめ、おなじみのメンバーが顔をそろえ、最近配属された陽気な新入社員・山田ジャスティス(志尊淳)も加わり春田を歓迎する。
そんな彼らの前に、天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」が突如として現れ、リーダーの狸穴迅(沢村一樹)は、本社で新たに、アジアを巻き込む一大プロジェクトが発足し、第二営業所にもその一翼を担うよう通告する。その隣には、本社に異動しチームの一員となった牧凌太(林遣都)の姿も…。何も知らされておらず動揺する春田だが、本社と営業所の確執が深まるほどに、牧との心の距離も開いていく。
一方、コンビを組むことになったジャスティスは兄のように春田を慕い、さらには黒澤もある事故がきっかけで突然“記憶喪失”に…。しかも忘れたのは春田の存在のみ。…え、どゆこと?そんな記憶喪失あんの!?混乱する春田をよそに、黒澤は“生まれて初めて”春田と出会い、その胸に電流のような恋心を走らせてしまい…。
そんな中、天空不動産を揺るがす前代未聞の大事件が発生!それに巻き込まれた春田にも最大の危機が迫る。果たして、春田の運命は…!?
監督:瑠東東一郎
脚本:徳尾浩司
音楽:河野伸
出演者:田中圭 林遣都 内田理央 金子大地 伊藤修子 児嶋一哉・沢村一樹 志尊淳・眞島秀和 大塚寧々 吉田鋼太郎
主題歌:スキマスイッチ「Revival」(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
製作:テレビ朝日ほか
映画公式サイト:ossanslove-the-movie.com
©2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会