2021年大河ドラマが実業家・渋沢栄一を主人公とした『青天を衝け』に決定。主演を吉沢亮、脚本を大森美香が務めることが発表された。
大河ドラマ60作目となる本作は、実業家・渋沢栄一の波乱万丈な人生を、大森のオリジナル脚本でフレッシュに描く。
朝ドラ『あさが来た』(NHK総合)などの脚本を務めた大森は「渋沢さんほどいろんな目線から幕末を見ていた人はいないんじゃないかという方です。お札のイメージの渋沢さんではなく、フレッシュな渋沢さんを描きたいと思ったときに吉沢さんのようにすてきな方とめぐり合うことができました。ここから頑張らなきゃという気持ちでいっぱいです」と語った。
本作が初の大河ドラマ出演となる吉沢は「歴史ある大河ドラマの60作目の主演をやらせていただくということで、ものすごく光栄だなと思う半面、プレッシャーも尋常じゃないくらいあって。今の僕にこの大きな作品の中で真ん中に立って何ができるんだろうという不安はものすごくあるんですが、フレッシュに全力で駆け抜けたいなと思います」と意気込んだ。
渋沢栄一について勉強しているという吉沢は「どんどん調べていくと印象的なエピソードが人生の中にたくさんあって。渋沢さんのやってきたことだったり、どういう人間なのかってことももっと掘り下げてそのうえで必要なものをやっていくっていう感じで、人に愛されるキャラとして作っていきたいなと思ってます」と。
「『なつぞら』を経験して大河に生きそうなことは?」という質問に対して、吉沢は「役自体が成長していくっていうことをやったのは『なつぞら』が初めてだったので。ちょっとした表情の変化で歳のとり方を感じさせるお芝居はやったことなかったので、そこは生きるかなって思います」と。さらに「 “天陽ロス”っていう言葉とかも僕の元にも届いていて。このタイミングで発表になるっていうのがバッチリだなって(笑)」と喜びを語った。
オファーを聞いたときの瞬間を「大河ドラマの主演ですから、とんでもないことじゃないですか(笑)。まさか自分に来るものだとは思ってもないので。話を聞いたときはびっくりしすぎて全然信じられなかったです。マネージャーさんに、もしこれが発表される前にもれたら主演変わったりするからねってすごく脅されて(笑)。ビクビクしながら過ごしてました。安心してます、今(笑)」と安堵の表情を見せた。
そんな吉沢について、制作統活の菓子浩は「『なつぞら』もそうなんですけど近年の映画やドラマを拝見してまして、硬軟どちらのお芝居もすごく力強くて、時代にこのキャラクターを作っていかれる高い演技力に注目していました。吉沢さんが演じられることによって新しい若々しいみずみずしい渋沢栄一が生まれると期待しております」と語った。
2021年大河ドラマ『青天を衝け』は、2021年1月スタート。