22歳の気鋭の映画監督・山中瑶子が監督と脚本を手掛けたドラマ『おやすみ、また向こう岸で』が、TOKYO MXで9月20日(金)後11時30分から放送される。
山中は、処女作「あみこ」が長編作品における史上最年少監督作としてベルリン国際映画祭に出品されて評判を呼び、坂本龍一や向井秀徳など、日本を代表するクリエイターからも称賛を受ける気鋭の映画監督。『おやすみ、また向こう岸で』は初のテレビドラマ演出となる。
本作では、関係者の合意に基づき、複数の人と恋愛関係を結ぶ「ポリアモリー」に着想を得て、恋人・ヒロキとの関係に違和感を抱く一方で、高校の同級生・カナコに惹かれていく女性・ナツキの心の揺らぎが描かれる。
出演は、山中監督と同じく22歳の三浦透子、古川琴音、中尾暢樹。主人公・ナツキを三浦、長年ナツキに思いを寄せるカナコを古川、ナツキの恋人・ヒロキを中尾が演じる。
<山中瑶子監督 コメント>
まるでフランス映画のように湖畔でバカンスして、「あー夏が終わるねー、世界最後の日でもいいくらいだね」と女の子たちがきゃっきゃする作品を目指していたはずが、自分でも思いがけないところに終着しました。勘と感性に優れた3人のお芝居を見るのは心地よい時間でした。あいまいな世界へようこそ!
<三浦透子 コメント>
せりふにこだわりと確信と魂を感じる、勢いのある脚本でした。丁寧に考えながら、譲らず、1つひとつ選んでいく山中さんの姿勢が、とてもすてきで信頼できました。共演の古川さん、中尾くん含め、いいものづくりが一緒にできる同い歳が、貴重でうれしくありがたいです。
<古川琴音 コメント>
山中監督のセンスがとても好きです。初めて本を読んだとき、物語のシュールさや不可思議さがやみつきになり、撮影が始まってからは、画の美しさに舞い上がりました。尊敬している監督の一人ですが、同い年ということもあってか、特別なように感じます。刺激をもらうばかりではなく、私も何か与えられるようになりたい!と思いながら、臨みました。
<中尾暢樹 コメント>
今回、脚本を読んでせりふの言い回しが心地よく身体にスッと入ってきて撮影する前から楽しみでした。僕含め、山中監督、三浦透子さん、古川琴音さんと同い年という事で会った時から雰囲気も良くこれは良いものが出来る!と思いました。いざ、始まってからもそれぞれが意見を出しあったりして、全員が良いものを撮ろうという意識でやれたので本当にいい現場でした。放送が楽しみです。ぜひ、見てください。
『おやすみ、また向こう岸で』
TOKYO MX 地上波9ch
9月20日(金)後11:30<TOKYO MX1>
<あらすじ>
主人公・ナツキ(三浦透子)は、ある違和感を抱えながら恋人のヒロキ(中尾暢樹)と同棲中。そんなとき、高校の同級生・カナコ(古川琴音)と再会し、ヒロキに明かせないままでいた本当の気持ちを吐露する。「わたし、ここに住んでもいいですか?」カナコの突飛な思いつきにより、三人での奇妙な共同生活が始まる。
<出演>
三浦透子、古川琴音、中尾暢樹
<スタッフ>
監督・脚本:山中瑶子
エグゼクティブプロデューサー:杉山剛(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
プロデューサー:五十嵐夏輝(ソニー・ミュージックエンタテインメント)、近藤多聞(C&Iエンタテインメント)
共同プロデューサー:涌田秀幸(C&Iエンタテインメント)
撮影:戸田義久
制作著作:ソニー・ミュージックエンタテインメント
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
TOKYO MX公式ホームページ:https://s.mxtv.jp/