演技派俳優陣が千原兄弟、サンド、ロッチの名作コントを本気でカバー!

エンタメ総合
2019年09月13日
『カバる!』

 大和田伸也、田山涼成、長谷川朝晴、山崎樹範、和田正人が出演する『カバる!~あのコントを俳優がカバーしたら~』(BSプレミアム)が、9月15日(日)に放送される。

 この番組は、人気芸人の名作コントを演技力抜群の俳優陣が本気でカバーするバラエティ番組。今回、大和田、田山、長谷川、山崎、和田の5人が一夜限りのコント劇団を立ち上げ、千原兄弟、サンドウィッチマン、ロッチの3本のコントに挑戦する。番組MCは千原ジュニア、高橋克実、飯豊まりえが務める。

『カバる!』

 司会として3本のコントを見た千原は「僕が16年前に作ったコントを16年ぶりに違った形で見せてもらいましたが、全く覚えてなくて(笑)。育てた息子が家出をして、16年ぶりに帰ってきたみたいな感覚。立派に育っていましたね~(笑)」と喜んだ。

 コントに挑戦した俳優陣と同業の高橋は「役者がコントをやるとどういうふうになるのかと思いましたが、やっぱり、演じて、役になることでアプローチしている。芸人さんがやるコントとはまた違う形で、すごく新しく見えたので、生まれ変わったものを見たような感じがしました」と。飯豊は「どれも完成度が高くて。これがこの一回だけで終わるのはもったいない。もっと見ていたいなって思いました」と語った。

『カバる!』

 千原兄弟のコント「少年と鹿と鉄骨」でおっさん役に挑戦した大和田は「大好きなお笑いを役者なりの料理でやってくださいと言われて、とても楽しくやらせていただきました。ただ、目の前で作者が見ているという地獄も味わえました(笑)。いかに皆さんが日ごろ勉強されているか実感できて、役者にとっていい勉強になる楽しいひと時でした」と語った。

『カバる!』

 ロッチのコント「十文字アキラ@不動産屋」で十文字アキラを演じた田山は「僕らは劇団育ちなので、若いころは一つのテーマを作ってエチュードをやっていたんですけど、それでは味わえない空気感がありました。(この番組は)一回で終わっちゃダメです。玉ねぎの皮みたいにネタはいっぱいあるそうですので、ぜひ一つひとつめくってもっと勉強させてもらえたら」とコント挑戦に意欲を見せた。

 千原兄弟のコント「少年と鹿と鉄骨」で少年を、サンドウィッチマンのコント「ピザのデリバリー」ではピザ店の店員を演じた長谷川は「芸人さんのことをとにかくリスペクトしていますが、24、5年やってきた中で一番嫌な仕事でした…。終わったら自分は何か変われるんじゃないかと思っていたんですけど、何も変わらなかったです(笑)。芸人さんが作ったネタをやっちゃいけないですよ。でも怖かったけど、楽しかったです」と語った。

『カバる!』

 コント「ピザのデリバリー」で客を演じた山崎は「『えらい仕事来たな~』と思いましたけど、我々はいつまでもチャレンジャーじゃないといけない。まだそういうことに挑める自分でありたいという気持ちがあってぜひやりたいって思いました」と。

 続けて「芸人さんが人生かけて命削って作ったコントを役者がやる意味ってなんだろうって考えて。芸人さんに失礼にならないように、我々が挑戦している姿を見せられたらいいなと。結果は分からないですけど、この場にいれてよかったです」と熱く語った。

 劇団員メンバーがそれぞれ感想を語る中、千原兄弟とロッチのコント2作に出演した和田は「僕の参加したコントは二つとも膨大な量のせりふでした…。この劇団員の中では僕が一番年下なので、こういう役割を担うであろうとは思っていたんですけど。早急に僕より年下の劇団員を入れてほしいです!」と懇願した。

 コントに挑戦した俳優陣に「これを機にキングオブコントなどの賞レースに出たいか?」という質問が。すると、大和田は「やっぱり元ネタがあるから緊張するんだと思う。自由にやっていいんだったらいくらでもやれる」とまんざらでもない様子で、隣の田山もうなずいていたが、「ただ笑いがとれるかどうかは別です…(笑)」と付け加えた。

 最後に山崎が「やっぱり芸人さんの世界は修羅場ですよ。やらせていただいたから言えると思うんですけど、やっぱり芸人さんってすごいってことがよくよく分かりました。それに尽きます」と芸人へのリスペクトを語ると、俳優陣全員がうなずいていた。

『カバる!~あのコントを俳優陣がカバーしたら~』
BSプレミアム
9月15日(日)後10・50~11・50

司会:千原ジュニア、高橋克実、飯豊まりえ
劇団員:大和田伸也、田山涼成、長谷川朝晴、山崎樹範、和田正人
ゲスト:ロッチ

©NHK

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