10月15日(火)スタートの『G線上のあなたと私』(TBS系)のプレミアム試写会が行われ、波瑠、中川大志、松下由樹が登壇した。
主人公の小暮也映子を務める波瑠は「今日こうして1話が完成しまして、皆さんに見ていただける日が来て、とてもうれしく思っています」とあいさつ。「面白かったですか?」と観客に尋ねると、拍手が起こった。
この観客の反応に波瑠は「すごくドキドキしましたね。漫画原作っていうのもありますし、私自身、2日前に完成したものを見られて。出ているんですが、とっても楽しく見られて、早く第1話の放送にならないかなって、すごくワクワクしてます」と語った。
波瑠が2017年に主演を務めた『あなたのことはそれほどでも』のチームが再集結している本作。これには「同じチームなんですけど、也映子みたいな素直で悪いことをしない役もやらせていただけるんだなと安心しました(笑)」と気持ちを明かした。
波瑠、中川、松下の3人は今回が初共演。クランクインから1か月たち、仲の良さを尋ねられると、波瑠が「今、すごく和気あいあいとしてるよね」と。松下も「ナチュラルにいますよね。バイオリンを全員初めて習うっていうことで個人練習から始まったんですけど、そういう共通点がインする前にあったというのも大きかったようにも思います」と語った。
劇中では、3人が演奏した音が実際に使用されている。そのバイオリンを習い始めた時期を問われると、波瑠は「私が年明けぐらいから」、中川、松下がそろって「春ぐらいからやってました」と明かした。
中川が「最初は、第1話に出てくる、ギギギーって音でしたね(笑)」と練習での様子を語ると、松下も「肩に力が入って、ポジションがとれないっていうことがありました」と。波瑠も「どう触っていいのかも、分からないぐらいから始めましたね」と共感。「初めての楽器に不安はなかったか?」という問いには、3人とも「不安しかなかったです」と。
「手応えを感じるようになったのはいつぐらいから?」という質問に、中川は「これからいろんな曲が出てくるんですけど、初めて1曲かたちになったのかなっていう瞬間は、すごくうれしかったですね」と。松下も「練習する時間帯がすごく気になって。夜に練習できないとか。ようやく3人で合わせましょうっていう日がきて、初めて合わせた時くらいから、ホッとして。3人の息と、それぞれの音を聞けたので、そこからより楽しくなってきました」と明かした。
撮影現場での様子について、中川が「各々が結構マイペースにやってますよね」と答えると、松下も「なんか息があって、笑うツボが一緒だったり。ふざけあうタイミングが一緒だったり、自然体だなって感じてます」と語った。
また、劇中でバイオリンの練習のためカラオケを訪れる3人。そのシーンについて波瑠は「楽しかった(笑)。2人でカラオケで盛り上がっちゃうシーンは、私も好きで、台本を読んだときから、どんなふうになるのかなってワクワクした」と。
そのシーンで、波瑠がノリノリで会話を楽しむ場面では、松下が思っていた波瑠のイメージと異なっていたようで、「面白いって思った。そこから、お互いに掛け合いとしてできるようになった」と明かした。
中川は兄弟役を演じる鈴木伸之について「7年前ぐらいに鈴木君と初めましてをして、そこから2回くらい共演をしていて、今回久しぶりの共演で。特に仲良くなるために何かしようってことは、昔から知っているので、そのまんまって感じです。撮影の合間は、シャドーボクシングしたりとか、じゃれ合ったり、ふざけ合ったりしてます(笑)」と。
松下は、夫役を務めるおぎやはぎの小木博明について「初めてご一緒させていただくんですが、夫婦では夫の浮気があって距離があるんですけど、家族みんなは仲良しの設定。初日の撮影の時に、小木さんがずっと話をしてくださって、その日だけで家族だなって感じるくらいの距離感になったので、さすがだなって思った」と語った。
最後に波瑠が「街のどこかに音楽教室があって、私たちみたいな3人が支え合いながら、お互いの人生を豊かにしていくような、もらったり与えたりし合っている。そんなすてきな環境がどこかにあるかもしれないと思いながら、楽しんでいただけたらうれしいです」と締めくくった。
火曜ドラマ『G線上のあなたと私』
TBS系
10月15日(火)スタート
毎週火曜 後10・00~10・57
<あらすじ>
「ごめん、今になって」「好きな子がいる」と、小暮也映子(波瑠)は寿退社間近に婚約者から婚約破棄を告げられる。泣きながら放心状態でフラフラと立ち寄ったショッピングモールで「G線上のアリア」の生演奏を耳にしたのをきっかけに、大人のバイオリン教室に通い始める。
教室で同じクラスになったのは今どきの大学生・加瀬理人(中川大志)と主婦の北河幸恵(松下由樹)。人間関係もバイオリンも一筋縄ではいかない3人を取り巻く人間模様と、それぞれの想いが交錯していく。
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