北山宏光「三角関係の中でどう揺れ動くかが見どころ」主演舞台「THE NETHER」

エンタメ総合
2019年10月15日
舞台「THE NETHER」

 北山宏光主演舞台「THE NETHER」が10月11日に初日を迎え、公開ゲネプロ後に行われた囲み取材に北山、中村梅雀、シライケイタ、平田満が登壇した。

「THE NETHER」は、人々が≪ネザー/NETHER≫と呼ばれる仮想空間で膨大な時間を過ごすようになり、現実世界を捨てて仮想空間だけに生きる場を求める人も出てきてしまう…というインターネットが発達した近未来を舞台にした物語。

 中村梅雀、シライケイタ、平田満という豪華な共演者について北山は「頼ってばっかりですね。ちょっと難しい内容ですから、捉え方によって全然意味が変わってきちゃうので、相談をさせていただいてみんなで話し合いながら導いていった感じです」と話し、「梅雀さんからちゃんとした日本語のイントネーションを教わって。レコーダーで梅雀さんにせりふを読んでもらって、夜な夜な聞いてました」と告白。

 梅雀は「最近、レポーターの人や若い人は、接続詞が上がっちゃう癖があるのでなだらかにいくように。(北山が)レポートを読む場面は全部説明なので分かりやすくしないといけないから、こういう風にすると分かりやすいよっていうのをね」とアドバイスしたことを明かした。

 仮想空間が舞台の作品にちなんで、体験してみたい仮想空間を聞くと「深海とか、人類が入ったことがないような場所。20~30メートルとかじゃなくて、もっと人が入ったことがないぐらい深海にはどんな生物がいるのか見たい」と答えた北山。すると、隣にいた平田は「海ときたら山。登るの大変じゃないですか、危ないし寒い。でも同じ体験ができたら景色とかきれいですし素晴らしいなって。ネザーぐらいリアルだったらいいですよね」と答えた。

 ネタバレにならない範囲で舞台の見どころを聞くと、北山は「三角関係なんです。皆さんが想像する三角関係ではない三角関係だと思うんですよ。その中でモリスがどう揺れ動いていくかっていうのが見どころではないかと」と想像を掻き立てるワードを。何度もせりふの意味や芝居についてディスカッションを重ね、初日を迎えるまで苦労したそうで「もう千秋楽を迎えた気持ちに。これからなのに(笑)」と話し、最後に「近い将来、もしかしたらあり得るんじゃないかっていうものを舞台で表現させてもらっていますので、ぜひとも足を運んでいただけたらうれしい」と語った。

「THE NETHER」は、11月2日(金)まで東京・グローブ座で上演。11月7日(木)~11月10日(日)は大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。

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