10月16日(水)放送の『水野真紀の魔法のレストラン』(MBS)で、関西を代表する二大デパート「阪急百貨店」と「阪神百貨店」の知られざる因縁が明らかになる。
今回の放送は、互いの敏腕担当者が「正直ウチにも欲しい!悔しい!」と思うライバル店の商品ベスト5を激白する人気企画で、全国2位の売り上げを誇る「阪急うめだ本店」と、食品が売上全体の5割を占める「阪神梅田本店」のデパ地下グルメで対決する。
阪神の担当者が「悔しい」と名前を挙げたのが、阪急の新店「アトリエうかい」。箱も中身も宝石箱のような「映えクッキー」は、開店1時間前から大行列を作る人気ぶり。その阪急ではさらにタルト専門店「タルティン」が10月に新登場。双子の姉妹をイメージしたパッケージがかわいいと早くも連日完売の人気店だが、阪神の担当者から「実はこのお店、前に阪神の催事に出店していただいて、大評判を取ったんですよね…」と爆弾発言が。
その後、常設店として誘致に動き、成功したのは阪急だったという経緯が判明。レギュラー出演者のロザン・菅広文に「10対0で盗塁すなよ!」とツッコまれた阪急の担当者は「取ってやろうという気はまったくなかったのですが、貪欲にいかないと…ね?」と王者の本音をのぞかせる。
対する阪神で、阪急の担当者を悔しがらせた新店が「普門庵」。京都の清水寺参道にある和菓子店で、中でも注目の品がわらび餅の「福わらび」。本わらび粉を使った上質なわらび餅を箱いっぱいに流し込み、きな粉と黒蜜をかけて食べる逸品。阪急いわく、通常百貨店で売られている高級わらび餅は1500円程度するが、この商品は800円(税別)。「手土産にぴったり。贈られる側にも、贈る側にも喜ばれる。うらやましい」。そして「絶対に集客が見込めるのが清水ブランド。どこの百貨店も欲しがる。非常に悔しい!」と語る。
実は、阪急がそこまで悔しがるのも当然。以前、この人気店は阪急の催事に出店したことがあったが、常設店舗として口説き落としたのは阪神だったという。2007年に経営統合した両社だが、食の大阪を舞台に、しのぎを削るガチのライバルであり続けていることが、あらためて明らかになる。
『水野真紀の魔法のレストラン』
MBS
10月16日(水)後7・00
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