江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.)が単独初主演を務めるSHY BOYプロデュース「ザ・フォーリナー」の公開ゲネプロが行われ、江田をはじめ、高田翔(ジャニーズJr.)、徳山秀典、小島梨里杏、武藤晃子、我善導、清水順二が囲み取材に応じた。
世界で愛され続ける海外戯曲を舞台上演し、大盛況ののちに幕を閉じた「キャッシュ・オン・デリバリー」シリーズ。その第2弾公演となる今回は、ラリー・シューの「ザ・フォーリナー」を上演する。
江田が「やっとこの日が来たかと。待ち望んだ初日なので、キャストそれぞれが愛情たっぷりに込めた作品なので、早くいろんな人に見ていただきたいなと思います。前回公開稽古でやらせてもらった時とは違って、ここに入ってから密に稽古させてもらいました。本当にこの伝統のある作品に合った、こういう劇場でやれるのはすごくうれしく思ってます」と初日を迎えた感想を語った。
また初主演ということで、江田が「0番でこうやってしゃべらせてもらうとか、あいさつをさせてもらうことが、あまりないのですごく緊張しながら、みんなの愛を感じながらしゃべってます」とはにかんだ。
公開稽古の時に、江田に食事に誘われたが断ったという高田が「あの後、みんなでご飯に行きました!」と語ると、清水から「高田君が誘ったわけじゃないけどね。本番中に誘いなよ!」とツッコミが。それを受けて高田が「地方公演があるんで、地方誘います!」と宣言すると、「え、東京は?」と江田。高田は「そんな時間あります?あるか!東京で誘います!」と天然なやりとりで場を和ませた。
また、公演期間中に江田の32歳の誕生日(10月24日)があることから、清水が「スペシャルイベントとして、本番中に祝っちゃいます」と予告。江田も「何をしてくれるのか分からないので、そこの驚きを楽しみにしてます」と。「深夜に練習してますよ」と武藤が冗談を言うと、会場が笑いに包まれた。
コメディ作品について触れられると、江田が「いろんなところにいろんなものがあって、どこを見ても面白いですよ。笑いは我さんがダントツでとってきますよ!」と話を振ると、我は「そんなことないですよ?みんなで舞台を作っているんですから(笑)」と反論。
徳山が「僕がせりふ飛んでも、僕のせりふを全部この“せりふ変態”が覚えてくれているので。僕にとっては、普通の人じゃできないことを褒める意味で“変態”っていうんですけど。僕がすごい長せりふで少し言葉が詰まった時に、江田君に指摘されて。ほかの人のも全部覚えていて、1人でやったらいいんじゃないな」と提案すると、江田が「え!1人でやるんですか」と驚いていた。
この作品ではアドリブがないということで、徳山が「どうやってアドリブに見えないで、どうやってスムーズにアドリブのようにやるか。みんなが丁寧に一生懸命やるので、そこが積み重なった上質な笑いになればいいな」と。
出来について聞かれると、江田は「公開稽古から2週間、稽古させてもらって、対話もどんどん縮まってきて、テンポ感もすごくよくなって。稽古場で観ていただいた時よりも何倍も面白くなってると思います」と。
小島は「衣装を着ると、みんな印象がガラッと変わって、チャーリーもかわいいだけじゃない感じが、このスーツを着ていると。それがどういうふうに変わっていくのか見てほしい」と語った。
本番に不安はあるかと問われると、高田は「不安はないですね!座長の背中を見ているので、大丈夫だと思います」と。江田は「俺もまだ緊張してないんですよ。ゲネプロで緊張しないと、怖い」と不安を口にした。
また、江田がずっと舞台上に出ていることから、「ずっといるのが初体験。座長ってこういうことか!はけないぞ!って。みんなのお芝居見て、楽しいですね。一番近いお客さんかもしれないですね、ずっといるから!」と語った。
最後に江田が「それぞれが愛情をたっぷり込めた作品になってますし、スタッフもそうですし、キャストも。その愛情がたくさん詰まっているからこそ、その愛に触れに来ていただけたらなと思っております。劇場でお待ちしております!メンバーも見に来てね!」と締めくくった。
SHY BOYプロデュース「ザ・フォーリナー」は、10月16日(水)から23日(水)まで東京・三越劇場で上演。11月9日(土)、10日(日)に、愛知・東海市芸術劇場、11月20日(水)から24日(日)まで大阪・近鉄アート館で上演される。