11月1日(金)公開の映画「ブラック校則」の<高校生限定>緊急集会が行われ、Sexy Zoneの佐藤勝利、King & Princeの髙橋海人が登壇した。
本作にちなみ、ブラック校則や理不尽なルールに黙っていられないと声を上げた300人の現役高校生たちが雨の降る中、渋谷にあるビルの屋上に集結。イベントが始まっても雨は降り続き「環境的にはかなりブラックな環境ですが…」とMCに振られた2人は「雨の中ありがとうございます。ごめんね、寒い中」と集まった高校生たちを気遣った。
現役高校生たちの悩み相談を受け、2人が全力で応援するというイベントの内容について、佐藤は「悩み相談めちゃくちゃ得意なんで、バシバシ僕らに頼ってほしい」と話し、髙橋は「僕も高校生のときは悩める子羊的存在だったので、全力で悩みを聞いていきたい」と意気込んだ。
学生時代に経験した理不尽ではないかと感じた校則やルールを聞くと、佐藤は「僕らの高校も校則が厳しくて。登下校のルートを学年で分けていたんですよ。実際、3年に田中樹君(SixTONES)がいて、僕が2年生のときに帰りにご飯食べてから一緒に仕事に行ったりしてたんですけど、ルートが違ったので一緒にお店まで行けなかったんです。違う駅で待ち合わせとかしないといけなかったので、先輩と楽しく登下校したかった」と告白。
続いて、佐藤と同じ高校出身の髙橋は「学校終わりに寄り道禁止っていう。勝利君の時代はあった?」とまさかの質問。これには佐藤も「寄り道禁止って言っちゃうと、さっきのエピソードがめちゃくちゃ樹君と寄り道してたエピソードだからね。僕らブラック校則破ってたんで(笑)」と苦笑い。髙橋の天然っぷりに会場は笑いに包まれた。
高校生たちが掲げたプラカードには「髪形」や「服装」についてのブラック校則への主張が。“髪色は黒に限る”という校則に納得がいかないという男子高校生は、その理由として「茶髪の女の子が好きだから」と回答。これには佐藤、髙橋も「分かる!」と共感し、「(佐藤が演じる)小野田創楽は茶髪の希央が好きでブラック校則を破りたいって話だから創楽のまんま」と興奮ぎみ。しかし「女子はスカートのみの校則が嫌だ」という女子高生2人の主張に対しては「スカートがいいけどなぁ」と男子目線の本音をこぼす場面も。
イベントの最後には、高校生に向けてメッセージを語った2人。髙橋は「みんなと同じ高校生が校則に立ち向かっていくストーリーで、いろんなメッセージがあると思うんですけど、まず1つは変に影響されないように。映画を見て次の日髪の毛を金髪にしたりとか、スカートもすごく短くしちゃったら男子に影響あるし、先生にも怒られるので(笑)。『やりたいことをやらずに黙っているよりちゃんとやろう』っていう勇気を持てるメッセージがたくさんあるので、もっと彩のある学校生活を送れるように願っています」と。
そして佐藤は「何もできない小野田創楽っていう生徒とそれに影響を与えてくれる中弥の2人の物語なので、高校生の皆さんにはどんぴしゃに刺さると思います。余白がある映画だと思うのでじっくり感じ取ってほしいなって思いますし、大人も楽しめる映画になっているので、皆さんのお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんでもいいですし、先生とかもできたら連れて行って大人にも『こういう映画があるんだよ。私たちはこういうことをやりたいんだよ』っていう思いを映画に乗せていってもらいたいなって思います」と語った。
映画『ブラック校則』
11月1日(金)全国ロードショー
配給:松竹
©2019日本テレビ/ジェイ・ストーム