「ParaFes2019 ~UNLOCK YOURSELF~」が開催され、過去最高となる6400名の観客がスポーツと音楽の豪華コラボレーションを楽しんだ。
ParaFesは、パラスポーツの普及啓発を通じ、インクルーシブ社会の実現を目指すライブエンターテインメントイベント。4回目を迎える今年のテーマは「応援」。海外でも活躍するYamatoのDJパフォーマンスで幕が開き、リオ2016パラリンピック閉会式に出演した大前光市らによる「応援」をテーマにしたオープニングアクトで会場とステージが一体となった。
ここで、パラサポスペシャルサポーターの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が登場。パラサポ・山脇康会長が「たくさんの方にご参加いただきありがとうございます。東京2020パラリンピックまであと283日。みんなで大いに盛り上げて一人ひとりが活躍できるインクルーシブな社会を一緒に作っていきましょう」とあいさつし、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長がビデオメッセージで開会を宣言した。
続いて、東京2020パラリンピックで実施される22競技の中から、アーチェリー、5人制サッカー(ブラインドサッカー)、パワーリフティングをフィーチャーし、稲垣、草彅、香取がナビゲート。東京2020パラリンピック内定選手らパラアスリートが、競技会場とは違うステージングが施された舞台でデモンストレーションを披露した。
次に、障がいのあるアーティストたちによるUNLOCK LIVEがスタート。全盲の中学生シンガー・わたなべちひろさん、全盲の中学生ドラマー・酒井響希さん、リオ2016パラリンピック閉会式でパフォーマンスを披露した両腕のないブラジル人ピアニスト兼ギタリストのジョナタ・バストスがコラボレーション。女性ボーカルグループ・Little Glee Monsterも加わり「ECHO」を熱唱。ラストはパフォーマーも登場し、壮大な「This Is Me」のパフォーマンスに会場は大きな感動に包まれた。
SPECIAL LIVEにはウルフルズが登場し、数々のヒット曲を歌い上げ、迫力のステージを披露。ラストの「ガッツだぜ.」では、観客と一緒に盛り上がり、大歓声の中グランドフィナーレへ突入。アスリートとアーティストが稲垣、草彅、香取と一緒にパラスポーツ応援ソング「雨あがりのステップ」を披露した。
最後に香取が「あと283日。あっという間かもしれませんが、今日感じたパラスポーツのすばらしさを周りにも伝えてもらって、東京2020パラリンピックに向けて皆さん一緒に盛り上げましょう」と呼びかけ、ParaFes2019は大盛況のうちに幕を閉じた。