杉野遥亮、森永悠希の“女房感”を絶賛『さぶ』来年1月放送

ドラマ
2019年11月23日
『山本周五郎ドラマ さぶ』試写会

 2020年1月11日(土)に放送される時代劇『山本周五郎ドラマ さぶ』(BSプレミアム)の試写会が行われ、杉野遥亮、森永悠希、白本彩奈が出席した。

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 本作は山本周五郎が昭和38(1963)年に発表した同名小説が原作。20歳の青年2人が、社会の理不尽に押しつぶされそうになりながらも、友情を見失うことなく懸命に生きぬく姿を描く。無罪の罪で人足寄場(収容施設)送りになる栄二を杉野が、ぐずでのろまだが栄二を支え続ける親友のさぶを森永が演じる。

 杉野は「若いキャストが中心で『さぶ』を作るにあたって、時代劇をもっと若い人たちにも伝えていきたいっていう思いがあったので、僕らも楽しもうっていう心意気でやっていました」と撮影を振り、「さぶと栄二の関係性は現代でもありえること。見ていてもとてもハートフルなドラマになっているんじゃないかなと思います」とPRした。

 森永は完成した作品について、「青春モノというと熱い友情を描いたものが多かったりすると思うんですが、もっと静かで、ずっと相手を思い続けるひたむきな友情が描かれているすきてな作品だなと思いました」と感想を語った。

 栄二とさぶが経師の仕事に赴く両替商の女中・おすえを演じた白本は「現代も江戸の若者もぶつかる問題や悩みは同じようなことなんだなと思いました。今を生きる若者としてすごく親近感が湧きましたし、江戸の若者の体を張った姿をお芝居の中で見させていただいて、やっぱり瞼が熱くなって、自分ももっと力強く生きようと思いました」と。

 さらに「すごく見やすい時代劇になったなと思います。若い世代が時代劇をやるというので、若い世代にも時代劇に親しみを持っていただけたらいいなと思いましたし、17歳の私が演じることでも少し興味を持ってもらえるきっかけになれば」とアピールした。

 杉野は栄二という役柄について、「僕もこういう友達がほしいなっていうくらい真っ白な人。人間味がすごくあって、みんなが栄二についていく理由が分かる」と語り、「最初は栄二の男らしさをどう表現したらいいのか悩みましたが、口調や語尾を変えてもらったり、監督と話し合って細かいところまで突き詰めていきました」と。

 森永は「女の人がたくさん出ているのに、杉野さんにさぶが一番ヒロインっぽいって言われました(笑)。さぶにとっては栄ちゃんの存在がものすごく大きくて、僕も栄ちゃん第一に考えようと思ったのと同時に、女房役に徹しようと思いました」と語ると、杉野が「女房感出ていました」と絶賛し、森永は「ありがとうございます」と照れていた。

 また、互いの印象について杉野は「森永君はけっこう変わっているって周りから聞いていたのですが、自分とちょっと違う感性を持っている方。でもそれがすごく新鮮で、そういうところが2人の関係性に現れたのかなと思ったりします。僕の中では新しい人種の方でした(笑)」と。

 森永は「杉野君とは共通の共演者が何人かいるので、お互いの話はそこを通じて入っていたのですが、クールな感じかなと思ったら、お話大好きなんだなっていう印象です。そのおかげで非常に楽しくやらせていただきました」と語った。

『山本周五郎ドラマ さぶ』
BSプレミアム
2020年1月11日(土)後9・00~10・59

BS4K
2020年1月18日(土)後7・00~8・59

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