「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(SOS47)の決起集会2019が行われ、特別防犯対策監の杉良太郎と、特別防犯支援官の伍代夏子、コロッケ、城島茂、松本利夫、w-inds.(橘慶太、千葉涼平、緒方龍一)、乃木坂46(高山一実、新内眞衣)、飯豊まりえが登壇した。
被害があとを絶たない特殊詐欺に対して、全国各所へ総力をあげて呼びかけるために、2018年9月14日に発足した本プロジェクト。メンバーの高い発信力を用いながら、警察と共に、高齢者からその子・孫世代まで、幅広い層に対して詐欺対策の呼びかけを行い、被害防止のために広報啓発を推進している。
制服姿で登場した杉対策監はプロジェクト発足の経緯として「家族団らんとか、家族同士で話し合うとか一緒に食事をすることも減ってきている。非常に危険な時代に入っている」と特殊詐欺がはびこる時代背景を解説。「まずは家族の中でいろんな話をする機会を増やしてもらい、絆をしっかりと家族内で確かめ合う。これが第一だと思います」とプロジェクト名の「家族の絆作戦」の意味を説明した。
さらに、杉対策監は「警察庁においても、我々を“雇われ広報人”という認識ではなく職員の一員として見てもらっているので、メンバーは思い切って活動ができると思います。私たちは本気です。皆さんの生命財産を守るため、サポーターと共に全力を尽くしてまいります」と思いを語った。
続いて特別防犯支援官メンバーが順に活動を報告。大阪府内で啓発活動を行ったという城島支援官は「自分も含め関西人はお金に関してちゃっかりしているイメージですが、関西人ということに関係なく深刻な被害状況だとうかがいました。特殊詐欺グループには、各地の県民性を網羅するくらいのマニュアルが存在しているんだなと感じた次第です」とその悪質さを語った。
w-inds.の千葉支援官は「ご高齢の方の関心は高いけれど、若い方の関心はまだまだだと思いました。若い方にも関心を持っていただけるように、引き続き声をかけていかなければなと思いました」と。
新内支援官は乃木坂46メンバーが各地のイベントで啓発活動を行っていることを明かし「小さい子に『帰ったらおばあちゃんとオレオレ詐欺のこと話してね』と言ったら『分かった』と言ってくれたので、とても意味のあるイベントになったかなと思いますし、これからも続けていこうと思います」と意気込みを語った。
コロッケ支援官は自分のコンサートや舞台でファンに「用心してください。人を疑っていい時代なんですよ」と呼びかけていると話し、「自分はだまされないと思っている方が多いので、この運動を続けていきたい」と意欲を見せた。
今回、新しい啓発用動画として、「詐欺は、家族をも壊す」「あなたがいれば、詐欺は防げる」「この人たちは詐欺師です」「この街は詐欺に狙われています」の4パターンを公開。新しいポスターもお披露目された。
伍代と飯豊が親子役で出演する「詐欺は、家族をも壊す」「あなたがいれば、詐欺は防げる」では、杉が撮影現場に同席し、演技・演出指導を行っていたと城島が明かすと「もうほとんど覚えてないですね」と杉が話し、会場を笑わせるひと幕も。
続いて、コロッケ、城島、松本、w-inds.、乃木坂46(大園桃子、中村麗乃)が電話の“かけ子”役を演じる「この人たちは詐欺師です」が流れると、高山は「普段のメンバーと違った、不気味なオーラをまとっている気がしてびっくりしました」と。コロッケから一番役が似合っていたと振られた松本は「自分でもはまり役過ぎてドキドキしました。真剣にやらせてもらいました」と苦笑い。
最後は「この人たちは詐欺師です」で使用されたセット内でフォトセッションが行われ、被害に遭わないよう呼びかけた。
「詐欺は、家族をも壊す」
「あなたがいれば、詐欺は防げる」
「この人たちは詐欺師です」
「この街は詐欺に狙われています」