『M-1グランプリ2019』決勝進出者発表会見が行われ、5040組による激戦を勝ち抜いたインディアンス、ミルクボーイ、オズワルド、見取り図、かまいたち、ぺこぱ、からし蓮根、すゑひろがりず、ニューヨークの9組が登壇した。
ラストイヤーとなるかまいたちと2年連続出場を決めた見取り図以外の9組中7組が決勝初出場というフレッシュな顔触れがステージに登場。
司会の麒麟・川島明から「ウケてましたね」と声を掛けられたインディアンス・田渕章裕は「もったいないお言葉!」と謙遜するも、相方・キムから「漫才中にたぶっちゃんと目が合ったとき、『(決勝)いったな』って胸張ってボケてました」とバラされ、タジタジに。
これまで3回戦止まりだったが、一気に決勝進出という躍進を遂げたオズワルドの伊藤俊介は「受かった喜びとともに、妹が(M-1関係者に)抱かれてないかという心配も…」と妹の女優・伊藤沙莉の身を案じ、会場を沸かせた。
関西で実力派と呼び声の高いミルクボーイは、内海崇の“ぽっちゃり角刈り”と駒場孝の“色黒ボディビルダー”という見た目から、川島に「30年目ですか?」とイジられるひと幕も。
いっぽう、これまで決勝進出者発表までの待ち時間に一緒にご飯を食べに行った先輩が決勝に行くというジンクスが続いたというからし蓮根・伊織は「今年は絶対に1人でいようと思って、準決勝が終わった瞬間東京タワーに登りにいきました。その効果が出ました!」とにっこり。
昨年に続き、決勝進出した見取り図・リリーは「去年が6位だったので、それを超えられるように」とサラッと目標を掲げるも、相方・盛山晋太郎から「俺ら9位や!ちょっとサバ読むな!」とツッコミが。さらにリリーが「漫才中、目が合った瞬間これはいけるなと」とインディアンスの発言にかぶせると「オレら目合うことないやろ!たまには合わせてくれ!オレはずっとお前の目見てる」と、ネタさながらの軽妙なやりとりを見せた。
3度目の決勝となるかまいたち・濱家隆一は、若手ばかりの顔触れに「おそらく1番芸歴も上で、お邪魔させてもらってます感が…。来年からはもう出ませんので」と恐縮。山内健司は「僕らも初めて出た時はめちゃくちゃ緊張した記憶があるので、初出場の皆さんにはその空気に飲み込まれないようにある程度力を出した上で…ベストを尽くして、我々に負けてほしい」と斬新なエールを送った。
そして10年目となるニューヨーク、唯一吉本興業以外となるサンミュージックプロダクション所属のぺこぱや、能や狂言を漫才に取り入れているすゑひろがりずも見事初の決勝進出。すゑひろがりずの袴姿で鼓を持つという異色スタイルに、川島は「こういうの持ち込んだのテツandトモ以来じゃないですか?」と驚きつつも、「準決勝はすゑひろがりずから会場の空気に火が付いた」と語り、決勝での活躍にも期待を寄せた。
12月22日(日)放送の『M-1グランプリ2019』本番のネタ順は、昨年導入された“笑神籤(えみくじ)”方式を継続。毎回クジを引き、呼ばれたコンビが1組ずつネタ順が決定していく。また、新ルールとして、笑神籤の中から「敗者復活組の札」が選ばれた時点で敗者復活組を発表することが決定。六本木アリーナからスタジオに直行しそのままネタを披露する。
『M-1グランプリ2019』
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送
12月22日(日)後6・34~10・10
『M-1グランプリ2019 敗者復活戦』
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット生放送
12月22日(日)後1・55~4・25
『2019ニュースな場所!M-1王者の突撃漫才』
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット
12月15日(日)後0・55~1・55