『真相解明!ピラミッドの正体~鍵はツタンカーメンと太陽の船~』(TBS)が12月8日(日)に放送される。
現在、ピラミッドの正体の解明に向け、プロジェクトはクライマックスを迎えようとしている。クフ王のピラミッドの南側で2011年から本格的な発掘が続く「第二の太陽の船」は、2020年春に木材の取り上げを完了し、本格的な復原が始まる見通しになっている。
この船が納められた穴の中で副葬品は見つかっていない。太陽の船は、太陽神と亡くなった王の魂のための乗り物であり、ミイラを乗せない船に金銀財宝は必要ないのだ。同様に、「王の間」と呼ばれるピラミッド内部の空間も色鮮やかな壁画はなく、あまりに質素で、ミイラや副葬品を納めた痕跡も見当たらない。
巨大なピラミッドを築いた偉大な王にしては、クフ王にまつわる遺品は極めて少なく、カイロの博物館に高さわずか7.5センチの小さな像が残る程度。だからこそ、「王の墓は別の場所にあり、ミイラは莫大な宝とともに今も眠っている」と吉村作治東日本国際大学学長は推理する。では、その墓はどこにあるのか。
謎を解く手掛かりは、1922年にほぼ手付かずの状態で発見されたツタンカーメン王の墓だ。金銀や宝石をちりばめた副葬品は、2020年にオープン予定の「大エジプト博物館」に移されつつある。同時に、発掘から約100年を経た遺品の修復や科学的調査も進められている。その結果、戦車に使われた木材がクフ王の太陽の船と同様に遠い異国から運ばれたことなど、新たな事実が次々と明らかになってきた。
ツタンカーメン王の棺が置かれた玄室の隣には、宝庫と呼ばれる小部屋があり、豪華な副葬品がぎっしり詰まっていた。その中には複数の太陽の船の模型も。この共通点は、クフ王のピラミッドの謎を解く鍵になる可能性があると吉村学長は指摘する。船が指し示す方向に、一体何があるというのか。 4550年前に古代エジプト人が作り上げた謎の真相が解明され、王の墓の場所と、ピラミッドの真の役割が明らかになる
<橋本マナミ コメント>
生で見るピラミッドの大きさ、壮大さに圧倒されました。日常にピラミッドがあると、天候などで見方が変わってきますね。いろいろな顔のピラミッドが見られて、貴重でした。ピラミッドの中に入った瞬間、空気がちょっと変わったんですよね。自分なりにパワーを感じました。4550年の空気を感じられただけでも、エネルギーをもらいました。
ツタンカーメンは衝撃でした。ツタンカーメンのマスクはものすごく美しくて、その後にミイラを見せていただきました。19年という短い生涯、ツタンカーメンはどういう生き方をしてどういう思いで亡くなったんだろうと考えると感慨深いです。
吉村先生は、分かりやすく教えてくださり、チャーミングな方でした。先生と宝探しをしているようでワクワクしました。
『真相解明!ピラミッドの正体~鍵はツタンカーメンと太陽の船~』
TBS
12月8日(日)後3・30~4・54
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