黒木華&森山未來が『みをつくし料理帖』続編をPR「澪ちゃんの恋も楽しんで」

ドラマ
2019年12月13日
『みをつくし料理帖』

 黒木華主演の『土曜ドラマ「みをつくし料理帖スペシャル」』(NHK総合)が12月14日、21日(土)に放送される。今月行われた試写会には、黒木、森山未來が出席し、撮影のエピソードや互いの印象などを語った。

 本作は、髙田郁の同名時代小説を原作に、さまざまな困難に巻き込まれながらも女料理人として夢を実現していく澪(黒木)の姿を描いた『みをつくし料理帖』(2017年放送)の続編。今作では、澪の想い人・小松原(森山)との恋の行方や、幼なじみの野江(成海璃子)との今後を占う吉原・桜の宴の出来事を描く。脚本は藤本有紀。

『みをつくし料理帖』

 2年越しの続編に黒木は「私自身もですが、澪ちゃんをまた見たいと言ってくださる方がすごく多くて。こうして前のメンバーと一緒に撮影ができて本当に楽しかったです。藤本さんの脚本はいつも人情味があふれていて、ひと言ひと言が心に染みます。すごく温かい幸せな脚本でやらせていただいています」と語った。

 撮影現場の雰囲気については「劇中の料理は、裏で料理監修の柳原(尚之)先生が作ってくださっているんですけど、撮影が終わるたびにみんながそこに行くっていう現象が起こるのが懐かしいです。今回はアワビの料理とかもあって、『アワビ!アワビ!』って言いながらみんなで食べました。食いしん坊が集まっている現場です(笑)」と明かした。

『みをつくし料理帖』

 前作に引き続き、澪が働く「つる屋」の常連客・小松原を演じた森山は「澪ちゃんの下がり眉も健在(笑)。澪ちゃんが身も心も尽くして奮闘している姿を見ていただきたいですし、恋物語とはいえ、時代も時代なので、お互いに思いを秘めつつ、でも距離が近づきつつ離れつつという。現代の人からすると“うう~”っていう感じがあるかもしれないですけど(笑)」と。

 さらに、藤本の脚本については「詩的な表現がとても多くて、行間の読み取り方や1つひとつの行動がとてもシンプルに描かれているんですけど、言葉そのものに豊かさを感じます。何かを突き付けられた感じがドキドキしましたし、美しくて。そこも楽しんでいただければ幸いです」と作品をアピールした。

『みをつくし料理帖』

 そんな森山が演じる小松原の魅力について、黒木は「小松原さんはたいそう色気があって、会うたびにすてきな男性だなと感じます。全てを受け入れて背負う強さや粋なところがかっこいいって毎回思います。未來さんが色っぽいので、小松原という人物をより魅力的にされていると思います」と森山を絶賛した。

『みをつくし料理帖』

 それを聞いた森山は、照れた様子で「澪ちゃんの働く姿がとにかく謙虚だし、本当に身を粉にして働き、自分のためというよりも人のために身も心も尽くしてしまう。その健気さに惚れない人はあるのだろうかと思いますし、いろんな意味でパーフェクトだなと思います」と黒木演じる澪の魅力を伝えた。

『みをつくし料理帖』

 最後に黒木は「前作に続き、柳原先生がおいしい料理を作ってくださり、それがこの作品の肝でもあります。料理がおいしく映っていて、皆さんに味や匂いが伝わればいいなと思っております。そして、森山さんともまたご一緒できたので、今回は澪ちゃんの料理だけじゃなく恋の部分も楽しんでいただけたらと思っています」とPRした。

土曜ドラマ『みをつくし料理帖スペシャル』(前後編)
NHK総合
前編 12月14日(土)後9・00~
後編 12月21日(土)後9・00~

BS4K
前編 12月29日(日)後5・30~
後編 12月29日(日)後7・00~

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