12月21日(土)放送のスペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、再び~』(フジテレビ系)の製作発表会見に、主演の加藤シゲアキ、古谷一行、寺島しのぶ、中条あやみ、小瀧望が登壇した。
本作は、ミステリー&ホラー小説界の巨匠、横溝正史の金田一耕助シリーズの一編「悪魔の手毬唄」を原作に、昨年末に放送された『犬神家の一族』に続き、加藤シゲアキが希代の名探偵・金田一耕助を演じる。
ドラマでも使用されたセットで行われた会見。加藤は「2回目の金田一耕助。大変光栄な機会をいただいて、うれしく思っています」とあいさつ。
金田一と相棒のような役割を果たす岡山県警警部・磯川役を演じる古谷は、過去47作品で金田一耕助を演じてきたということもあり「一瞬ですが、(出演を)どうするかな、というのがありました。でも加藤君、金田一と撮影に入り、大変楽しい撮影が続きました。金田一君にお世話になりました」と振り返った。
撮影時の裏話を聞かれると、加藤が寺島と移動式の足湯に入ったり、新米のおにぎりを食べた、というほっこりエピソードを披露。また「古谷さんとは、バディのような空気にもすんなり入れたところもあります。でもちょっとかわいらしい瞬間というか。撮影中『金田一さん、右に動いてください』とカメラさんが立ち位置の指示をしたりするんですが、僕の反射神経より早く、古谷さんが『はーい』と右に動かれて。僕はちょっと感動してました。やっぱり30年以上金田一を演じてくると、自分の名前を呼ばれたかのように反応してしまうんだなと」と加藤が語ると、古谷も照れ笑い。
さらに「それを申し訳ないと思ったのか、衣装の腹ぶとんという、袴を履く時に腰に巻くタオルみたいなのがあるんですけど、それを、『僕二つ持ってるから一個あげるよ』と言ってくださった。僕が今回演じた金田一の腹ぶとんは『古谷』って入った腹ぶとん。それで臨んでました。お守りのようなところがあって、これで金田一になれるような、力を借りているようでした」と、金田一が脈々と受け継がれていることを感じさせるエピソードも披露した。
また、3年ぶりの共演だという小瀧について、加藤が「僕が言うのも偉そうですが、こんなに人って成長するんだなっていうぐらい役者の顔で現場に立っていて。また、3年前からの活動も見たこともあるんですが、今回は初めて見る小瀧望だったので、ぜひ小瀧君のファンにも見てほしいです」と語るひと幕も。
「ありがとうございます!」と笑顔を見せた小瀧は、親子役の寺島の息子の宿題を、加藤と、岡山県警警部補・立原役の生瀬勝久と一緒に手伝ったというエピソードを披露。算数の問題を皆で話し合って解き、携帯電話で答えを伝えたというが、加藤が「でもその時みんなで出した答え、間違ってたらしいです」と告白。すると小瀧は「ええええ!」と驚いた様子で「(息子さんに)謝っといてください。でも、寺島さんのリアルなお母さんの姿を垣間見られた瞬間でした」と話した。
会見の最後には、クリスマス時期にちなみ、手毬とろうそくで飾り付けられた「悪魔の手毬ツリー」が登場。加藤が、金田一のトレードマークであるチューリップハットをツリーのてっぺんに乗せるパフォーマンスも行い、会場を盛り上げた。ツリーは、12月16日(月)~20日(金)の間は、東京・フジテレビ本社のフジテレビモールで、放送当日の12月21日(土)は、JR恵比寿駅東口に飾られる。
スペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、再び~』
フジテレビ系
12月21日(土)後9時15分~11時25分
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/kindaichi_returns/
公式Twitter:@temariuta2019
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