小澤征悦が主演を務めるオトナの土ドラ『パパがも一度恋をした』(フジテレビ系)が、2020年2月1日(土)より放送されることが決定した。
阿部潤の同名コミックを原作に、少しずつ再生されていく家族の絆をハートフルに描くヒューマンラブコメディ。2016年にスタートした「オトナの土ドラ」シリーズでは、初のコメディ作品となる。
最愛の妻が亡くなって以来、ショックで丸3年間引きこもっていた山下吾郎(小澤)の前に、突如現れた不審な中年男(塚地武雅)。その正体は、吾郎を心配するあまり、けなげにもおっさん姿になって生まれ変わってきてくれた妻・多恵子(本上まなみ)だった。人は見た目か、中身か…。永遠の命題が究極の純愛物語として描かれる。
引きこもりのダメパパ・山下吾郎役の小澤をはじめ、美人妻・多恵子の生まれ変わり“おっさん多恵子”役の塚地武雅、塚地と“二人一役”のヒロインを演じる本上まなみといった多彩なキャストが集結。
さらに、山下家の一人娘・トモを福本莉子、吾郎のいとこでトラブルメーカーの加藤英太を塚本高史、吾郎の父・山下タロスケを麿赤兒が演じる。
<小澤征悦 コメント>
オファーを頂いた時は「自分で大丈夫なのか?」という不安もありましたが、正直うれしく、また高揚したのを覚えています。原作漫画も読み、涙が出るほど爆笑し、そして大きな家族愛を感じて、また涙しました。これは間違いなく面白いものになると確信しました。
台本にも原作の面白さや疾走感が表現されていて、読んでいて楽しかったです。台本を読んだ後、原作との相違点や「ここはもっと膨らませよう」など意見交換を、監督や制作チームとさせていただいたことで、よりパワーアップした台本へと進化させることができたと自負しております。「人は見た目を愛するのか、それともその人の中身を愛するのか」というとても大きな、そして大切なメッセージを笑いと涙とともに、この作品を通じて伝えていけたらと思っております。素晴らしい原作や台本の下、現場スタッフキャスト一丸となって、笑って泣けてまた笑える、そんな「パパ恋」を目指します。愛する人が全く違う姿で戻ってきたら…。そんな非日常が日常になっていく世界観を、真摯に、真面目に、一切の笑いを排除して(嘘です)演じていきたいと思っております!
<塚地武雅 コメント>
お話を頂いたときは「僕がヒロイン役?!何かの間違いでしょ?」と、ただただビックリしました。ですが、内容を聞いて納得しました。おっさんに生まれ変わったヒロインなんだなと。美女と野獣ではなく美女が野獣といった感じだなと。(まぁ僕は野獣ほどカッコよくもないですが…)面白いお話なのでぜひやりたいと思いました。おっさんになった姿の女性とはいえ、まさか自分がヒロイン役に選ばれる日がくるなんて想像したことも、「いつかはヒロイン役をやりたい」なんて思ったこともありませんでした。コントやYouTubeで女性キャラを演じることはありますが、今回のドラマではこのままの姿で、扮装もメイクもせず、女性に見えないといけない。難しい役であるのは間違いないのですが、その半面やり甲斐も感じます。面白そうだし、楽しみの割合の方が大きいです。ドラマを通じて、人は見た目じゃないんだと…。心が大事だということが伝われば。…ん?失礼だなっ!僕の役は「薄汚いおっさんが!」とかボロクソ言われるのですが、自分でも笑ってしまうぐらい面白いです。それでいて切ないラブストーリーの要素もあり、とても楽しめる作品です。この見た目のまま、ちゃんと多恵子に見えるよう、全力で演じてみせます。究極の愛の形を、ぜひ見届けてください。
<本上まなみ コメント>
声を掛けていただいてとてもうれしかったです。原作コミックを読んで、なんて愛おしい家族なんだろうと感動しました。おっさんの姿になって戻ってきた亡き妻を戸惑いながらも受け入れる吾郎はもちろんですが、理解できずに苦しむ娘のトモも、意外とあっさり受け入れる吾郎の父のタロスケも、みんな心にぽっかりと大きな穴が空いたまま、埋められずにいた人たち。周りからはヘンテコで奇妙な家族に映るかもしれないけれど、不器用ながらも一生懸命おっさんの姿になった多恵子に向き合っていく姿は、この一家にとって彼女の存在がどれほど大きかったかということを示していると思うのです。多恵子役は責任重大。身が引き締まる思いで台本を読みました。長い長い冬の夜、このドラマでくくく、と笑って少しでも温かい気持ちになっていただければ、と思っています。とにかく登場人物が個性的な面々ですので画面が暑苦し…いえ、観るだけで、良い具合にぽかぽかしてくるはずです。
オトナの土ドラ『パパがも一度恋をした』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
2020年2月1日(土)スタート
毎週土曜 後11時40分~深0時35分
出演:小澤征悦、塚地武雅、本上まなみ、福本莉子、塚本高史、麿赤兒 ほか