山田裕貴主演の2020年1月スタートのMBS/TBSドラマイズム枠『SEDAI WARS(セダイウォーズ)』の制作発表上映会に、山田と坂本浩一監督が登壇した。
舞台は近未来の日本。世代間のわだかまりと不満によってさまざまな問題が深刻化し、社会は崩壊の一途をたどっていた。そんな中、時の内閣総理大臣に代わって日本を治める大統領を決めるという『SEDAI WARS』の開催が発表された。それは“SEDAI(セダイ)”と呼ばれる各世代の代表者がVR空間内でバトルロイヤルを行うという、とんでもない内容。団塊、バブル、ロスジェネ、ゆとり、そしてミレニアル。果たして、勝つのはどの世代なのか。主演の山田は「ゆとり世代代表」の柏木悟を演じる。
本作の見どころについて、山田が「僕はゆとり世代で、出世欲もなく上昇志向もない、競争心もない、やる気もない、そういう柏木悟という、僕が今まで演じた中で一番なよなよしている役を演じています」と語ると、坂本監督は「多分皆さんの想像とはだいぶ違う感じだと思います(笑)」と笑顔。山田は「カッコいいシーンは一切出てこないです!それだけは先に言っておきます(笑)」と続けると、坂本監督が「かわいいシーンはいっぱいありますよ」と語った。
本作で、坂本監督作品に4度目の出演となる山田。「『海賊戦隊ゴーカイジャー』『俺たち賞金稼ぎ団』『破裏拳ポリマー』と、デビュー作のときからお世話になっている監督です。成長した姿を見せられたらいいなと思いつつ現場に挑んでいました」という山田が語ると、坂本監督は「一緒にお仕事をするたびにどんどん大きい存在になっていって。信頼感も増して今じゃ『自由にどうぞー!』ってぐらいですよ」と笑顔を見せた。
完成した映像を見たという山田は「本当にいろいろな世代の方がいると思うんですけど。本当に世代別で『うわ、これ懐かしい』とか、『このギャグ知らねぇな』とか、お父さんがお子さんと見て『こういう時代があるんだよ』って。まあ、深夜ドラマなんで、良い子は早く寝た方がいいんですけど、そうやって家族で楽しめる作品だなと思いました」とアピール。
共演者のビジュアルが劇場スクリーンに投影されると、山田が「一押しは、スケバン刑事風の衣装の出合正幸さん。アクションで気合を入れるシーンがありまして。普通の掛け声って『ウォー!』とかだと思うんですけど、出合さんが『ヤーイ!』っていきなり言いだしたので現場は大爆笑で」と振り返った。
そして、会場に来ていた出合に対し、山田が「出合さん、出てこなくて大丈夫ですか?」と呼びかけると、出合が「ヤーイ!」と叫びながら急きょ登壇。出合は「『ヤーイ!』は台本にはありませんでした。女性の掛け声をいろいろと研究していたんですが、よく『ヤア!』って言うよなと。それをアレンジしたものが『ヤーイ!』です」と説明。『轟轟戦隊ボウケンジャー』に出演していた出合に対し、山田は「戦隊シリーズの大先輩です」と語った。
さらに、主題歌を担当したBlue Vintageも登壇。J.Speaksが「僕たち、主題歌を歌わせていただくのが初めて。話を聞いたときに光栄に思ったのと同時にやってやるぞと思った」と語り、「今回はバトルということだったので、熱さだったり、疾走感っていうものを大事にして、聞いただけで体が熱くなってくるようなものをイメージして作りました」と説明した。
最後に山田が「僕が演じた柏木悟という役は、何も武器を持っていない人なんです。カッコよくないし、強くもない。だけど絶対に大事なのは、生きていく中で人とのつながりを大切にできることと、人の心だと思うんです。人柄が世界を変えていくと思うんですよ。そういった男の生き様というか、それがカッコよく見えたらいいなと思っています。僕ら自身もそういう風に生きていますし、それが柏木悟を通して伝わったらいいなと思いでこの作品をやらせてもらったので、そういうところを最後まで見ていただけたらいいなと思います。皆さんでこの作品を盛り上げていただけたらうれしいです」と締めくくった。
ドラマイズム『SEDAI WARS(セダイウォーズ)』
MBS
2020年1月5日(日)スタート
毎週日曜 深0・50~
TBS
2020年1月7日(火)スタート
毎週火曜 深1・28~ほか
出演:山田裕貴 岡田浩暉 真飛聖 浅川梨奈 池田優斗 横山めぐみ 出合正幸
奥山かずさ 鈴木正幸/西岡德馬/大友康平
監督:坂本浩一
脚本:横手美智子
制作:ロボット
企画:バンダイナムコアーツ
製作:「SEDAI WARS」製作委員会・MBS
<あらすじ>
近未来の日本。移りゆく時代の中、国民の間で、世代間のわだかまりと不満が充満し、社会の機能が著しく低下。経済は衰退し、崩壊の一途をたどっていた…。
焼け跡、団塊、バブル、ロスジェネ、ゆとり、ミレニアル…。各世代が、不幸と不運を全て他の世代のせいにして生きている…。それが当然の事となり、人々は誰かを信じる気持ちを、思いやりを失った。
そんな中、時の総理大臣・安藤直樹は、日本の時代をどの世代に委ねるのかをバトルで決める大統領決戦「SEDAI WRAS」の開催を宣言。SEDAI WARS出場者である「SEDAI (セダイ)」に選ばれたゆとり世代の主人公・柏木悟は、各世代の思いが渦巻く戦いに、流されるがまま参加するのであった。
公式Twitter:@SEDAIWARS
公式Instagram:sedaiwars_pr
公式サイト:https://www.mbs.jp/sedai-wars/
©「SEDAI WARS」製作委員会・MBS