舞台『FORTUNE』の囲み取材&フォトコールが行われ、森田剛、吉岡里帆、田畑智子、根岸季衣、鶴見辰吾が登壇した。
本作は、イギリスを代表する劇作家サイモン・スティーブンスの最新作。映画監督として成功を収めたが、幼いころの父親との出来事がトラウマとなり常に喪失感を抱えて生きいるフォーチュンを森田が演じる。そのフォーチュンが好意を抱く女性・マギーを吉岡、フォーチュンに接近し契約を持ちかけるルーシーを田畑、フォーチュンの両親を根岸、鶴見が演じる。
森田は「いよいよ始まるなと言う感じで、ドキドキしています。この緊張感はなかなかないですね。稽古期間を含めてとにかくみんなでいろいろ話し合って、変化も多いのでやっとここにたどり着いたという達成感もあるんですけど、ここから始まるんだっていう思いもありますし、そわそわしています」と。
続けて、作品について「希望にあふれているんですよね。この作品は刺激的でちょっと怖いシーンもあるんですけど、諦めないっていう大きいテーマがあるのでそこは感じてもらえたらいいなと思います」とアピールした。
根岸は「全員が着替えているか、舞台の上にいるかどちらかという誰も休ませない舞台。演出家のショーン(ホームズ)が諦めない人なので、どんどん新しいアイデアを固めるんじゃなくて、広げてきてここまで来ました」と稽古期間を振り返った。
座長・森田の印象を田畑は「とてもすてきだと思います。受け入れてくださる範囲がすごく広いというか。一緒に演じていてとても頼りになる、安心できる方だなと思いました」と絶賛。吉岡も「すごくどんな時もとてもおおらかな心で受け止めてくださるので、自分も初めてなことばかりで慣れない舞台ですし、きっとどんなアプローチをしても受け止めてくださる本当にかっこいい座長だなと思います」と。
これを受け、森田は吉岡の印象を「もう、すごいです。やっぱ見た目とは違って芯があって強い女性だなと感じました」と。続けて鶴見も「そう思います。吉岡さんがフォーチュンに引導を渡すシーンがあるんですけども、ああ、吉岡さんってこうやって男性を振るのかなとか、ちょっと見ててドキッとしてしまいましたね」と賛同。ほめ返された吉岡は「恥ずかしい限りです」と照れた様子を見せた。
最後に森田は「世界初上映 となる『FORTUNE(フォーチュン)』はとても刺激的な舞台です。皆さんぜひ劇場にお越しください」とPRした。
舞台『FORTUNE(フォーチュン)』は、1月13日(月・祝)から3月1日(日)まで東京・長野・大阪・北九州の4か所で上演する。
東京芸術劇場プレイハウス
2020年1月13日(月・祝)~2月2日(日)
まつもと市民芸術館 主ホール
2020年2月7日(金)~9日(日)
森之宮ピロティーホール
2020年2月15日(土)~23日(日・祝)
北九州芸術劇場 大ホール
2020年2月27日(木)~3月1日(日)