1月19日(日)スタートの『テセウスの船』(TBS系)の会見に主演の竹内涼真、共演の榮倉奈々、上野樹里、鈴木亮平が出席した。
本作は、東元俊哉の同名漫画をドラマ化。殺人犯を父親に持つ主人公・心(竹内)が現代から、父が殺人事件を起こす直前の平成元年にタイムスリップ。「父は本当に殺人犯なのか」を問いながら、事件の真相を追う「泣ける本格ミステリー」だ。
TBS日曜劇場5度目の出演にして初主演を果たした竹内は「プレッシャーより楽しんで頑張ろうと自分に言い聞かせてやっていましたが、やっぱりプレッシャーはあった。クランクインする前には考え込みすぎて前に進めない部分もたくさんありました」と大役への苦悩をのぞかせながらも、「1話の撮影は本当に大変でしたが、だからこそチームの輪が出来てきて、今すごくいいチームでやらせてもらっている。自信を持ってお届けできる作品になっていると思う」と胸を張った。
心の母親・和子を演じる榮倉は「まさか30代前半で20代半ばの息子を持つ役を演じるとは思っていなかったので(笑)、不思議な気分。撮影を重ねるごとに竹内君が息子のようにかわいく思えてきて、頑張れ!みたいな気持ちが湧いてくるのが不思議だなと思います」と。
心の妻・由紀を演じる上野は「この作品はサスペンスで現実と少し離れたところもあるけど、家族愛や人を信じるという部分に誰もが共感できると思う」と思いを語った。
竹内演じる心の父・文吾役を演じる鈴木は「竹内君と親子役と言うことで。ほぼ身長が同じなんです。さらに、最近気づいたんですけど、僕も同じ位置にホクロがあるんですよ」と自身の口元にあるホクロを指さすと、竹内は「え!?ホントだ!知らなかった!!」とビックリ。「なので今、自信を持って親子役を演じさせていただいています!」と語った鈴木に、竹内は「(ホクロは)ずっと?最近出来たんじゃないんですか?」とうれしそうに質問。鈴木は「最近出来たんじゃないんです。あごの下あたり、ちっちゃいんですけど。ま、親子なんで」と笑った。
雪深い村が舞台とあり、撮影現場は寒さとの戦いだったそう。竹内は「撮影中、どうしても温かいご飯が食べたくて、亮平さんと地元のご飯屋さんに行って。70歳ぐらいのお店の方に『お願いだから抱きしめて』と言われたので抱きしめたら、3日後ぐらいに(お店の方が)ケータリングを出してくれた。…抱きしめたからですよ!これは!しかも、50人前でいいところを、サービスで80人前!」と驚きのエピソードを披露。鈴木も「俺も抱きしめたよ、俺の(ハグのおかげ)かもしれないよ!?」と主張し、笑いを誘った。
日曜劇場『テセウスの船』は、TBS系列で1月19日(日)後9・00よりスタート。初回は25分拡大版で送る。