「NO LIMITS SPECIAL 2020」のオープニングセレモニー&トークショー及びパフォーマンスショーが1月11日に行われ、国際パラリンピック委員会特別親善大使の稲垣吾郎、香取慎吾らが登場した。
パラリンピックの競技を体験・体感できるイベントとして、1月11・12日の2日間にわたり行われた「NO LIMITS SPECIAL 2020」。稲垣、香取が登場した11日には、主催の小池百合子東京都知事や、ロンドン2012大会・アーチェリーで銀メダルを獲得したマット・スタッツマン氏も参加した。
開会が迫る東京2020パラリンピック大会について、心境を問われた稲垣は「本当にいよいよで身が引き締まる思い。今日は草彅(剛)君はお仕事の都合で来てないんですが、新しい地図として3人でパラリンピックのスペシャルサポーターを務めさせていただいて活動していく中で、日々勉強なんですが。今からでも1人でも多くの方にパラスポーツの魅力を伝えていきたいです」と。
香取は、早い人で朝の4時から並んで入場券を手にした観客へ向け「いつの4時ですか?ありがとうございます。朝の4時、僕は爆睡してました」と笑い、「皆さんにパラリンピック、パラスポーツを知っていただくためにいろいろなところで活動してきましたが、やっとついにこの時が。でもまだ200日以上ありますので、もっと深いところまで皆さんに知っていただけたらなという思いでおります」と大会への思いを語った。
注目競技を聞かれると、稲垣は「非常に気になるのはボート、カヌー、あとは自転車競技。あとは、先日テレビ番組の企画で体験させていただいたゴールボールにすごく興味があります」と。香取は「オリンピック、パラリンピックを通じてすべての大トリとなるパラリンピックマラソンですかね。東京、大好きなので。この東京を走るランナーの姿を待ってます」と。
また、注目選手として香取は「ブラインドマラソンの道下美里選手。お会いしたこともありますが笑顔がすてきで。一番に帰ってくるとおっしゃっていたので期待したいなと思っています」と。稲垣は「僕も体験させていただいたゴールボールの浦田理恵選手。北京大会から三大会連続で出場しているベテラン選手なので、チームを引っ張る闘志に期待したいと思います」とそれぞれ語った。
会の最後に小池都知事は「東京大会の成功のカギは、パラリンピックの成功。そのためには会場を皆さんで埋め尽くしていただきたい」と締めくくった。
セレモニーに続いて、陸上競技、車いすバスケットボール、テコンドー、バドミントン、車いすラグビー、アーチェリーのパフォーマンスショーを観覧した稲垣と香取。
車いすラグビーのタックルでのぶつかり合いを目の当たりにした香取は目を丸くして驚きの表情。稲垣は「すごいですね!初めて生で見た競技もあったんですが、技の応酬で感激しました。テコンドーの板割るやつ、こっち飛んで来たらどうしようかと思いました。あれできるようになりたい…多分無理ですけど(笑)」と話し、香取も見事中央を射止めたアーチェリーの的を見ながら「ど真ん中ですよ!本当にど真ん中!全くぶれない、皆さん本当にカッコよかったです!」と大興奮で語った。
最後に、稲垣は「実際にパラスポーツを僕らも間近で見ることができて、期待も高まります。平日はまだチケットも取りやすいそうなので、お仕事休みの日とか、もしくはお仕事を休んで見に来ていただけたら」と。香取も「より多くの方に会場に足を運んでいただきたく、この数年間パラスポーツパラリンピックを応援させていただきました。この2020年のパラリンピック大会が大きく成功することによって、今後の日本が何か変わるきっかけになるんじゃないかと思っています。パラリンピックを会場で、体で心で感じてほしいなと思います」とPRした。
東京2020パラリンピック大会の観戦チケット第二次抽選申し込みは、1月15日(水)より開始。