ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」の製作発表が行われ、主演の薮宏太(Hey! Say! JUMP)、すみれ、シルビア・グラブ、小西遼生、小浦一優(芋洗坂係長)、村井國夫、元木湧(少年忍者/ジャニーズJr.)が登壇した。
本作は「キャッツ」や「オペラ座の怪人」を生んだ作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーと、「ライオンキング」「アラジン」などの作詞を手掛けたティム・ライスが学生時代にタッグを組み1968年に上演した2人の処女作。旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、ロック、バラード、シャンソン、カントリー、ロカビリーといった多彩な楽曲を用いて全編音楽でつづるミュージカルだ。
会見で薮は「初めて日本で本格的に上演されるこの作品を僕がジョセフとして演じさせていただけること、光栄に思っています。日生劇場は僕がジャニーズJr.時代から立たせていただいていて本当に思い入れの強い劇場。ジョセフの人を思いやる気持ちや、人に夢を与える、人の痛みが分かるという部分を、誠心誠意この作品を通じて伝えられればと思います」と意気込みを語った。
ジョセフの弟・ベンジャミンを演じる元木は「本格的なミュージカルは初めて。これから自分がどうなるか、すごい緊張と期待というか。自分へのわくわく度がすごく高まって、楽しみにしてます。いろいろと先輩方から学べたらと思っています」と、緊張をにじませながらも元気に話した。
ロンドンで再演されていた本作を観劇したという薮。「職業柄、どういう人が観に来ているかと見渡すことが多いんですが、本当に年齢層が幅広くて。めかしこんだ大人の人がデートだとかに使うのかなと思いきや、子連れの方や高校生のカップルもいて。幅広い方に愛されている作品だと感じました」と話し、ロンドンでの滞在時には乗り捨てられる自転車を駆使して楽しんでいたと、プライベートの裏話も明かした。
自身の役どころのキーアイテムであるロングコートをまとっていた薮。会見後の囲み取材では「これはスチールやポスター撮影用のコートですが、すごく裾が長くて。生まれて初めて登壇する時に裾を介錯してもらって不思議な気持ちでした(笑)」と照れ笑い。
さらに「豪華なキャストの皆さんとできるので、チケットのお値段以上のものを感じられる作品になることが使命かな」と決意を述べると、村井から「それはプレッシャー!」とツッコミを受けるひと幕も。続けて村井から「僕も薮君がやった『SHE LOVES ME』という同じ舞台を日本初演でやったことがあって。ひそかに“一緒だな”って思ってたんですよ」と思わぬ縁を知らされると、驚きの表情。それを見た村井から「そういうのちゃんと調べとかないと(笑)」とツッコまれると「勉強します!」とすかさず返して笑顔を見せた。
ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」は、4月7日(火)~29日(水・祝)まで東京・日生劇場、5月14日(木)~18日(月)まで、大阪・オリックス劇場で上演。チケットの一般発売は1月26日(日)前10時から開始。