1月26日(日)に開催される「第39回 大阪国際女子マラソン」で解説を務める増田明美が今大会の見どころなどを語った。
2020年東京オリンピック、マラソン女子日本代表の最後の1枠を争う選考会「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ」の1つ「第39回 大阪国際女子マラソン」。五輪代表になるには、2時間22分22秒の設定記録を突破しなければいけないため、例年以上に白熱したレース展開が期待される。
今大会について、増田は「最後の1枠を争う緊張感がありますよね。スピードランナーが多いので、すごく面白くなるなと。特に、福士加代子選手、松田瑞生選手、小原怜選手は、3人それぞれにドラマがある」と期待を寄せた。
解説陣には増田をはじめ、有森裕子、高橋尚子、千葉真子、野口みずきといった女子マラソン界のレジェンドが集結。「解説者で駅伝ができそう」と笑った増田は「打ち合わせは一切なし。自分がしゃべりたいことをしゃべっています。マラソンは個人スポーツなので、それぞれが自分らしくやっていますね」と元マラソン選手ならではの解説法を語った。
今回、増田と同じ中継車に乗るのが高橋ということで「私はエピソードなどのパーソナルの部分を話すことが多いので、競技のことは基本、キューちゃんに言ってもらいますね。バランスを考えて。私が心がけているのは、選手も“選手である前に人なんだ”ということ。選手が大事にしている言葉や、どういう競技生活を送ってきたのか。その選手の人となりが分かるようなことを入れたいなといつも思っています」と熱弁。
そして、選手個人に迫ったその解説には丹念な取材魂が詰まっている。「大会前に囲み取材があってもそこで聞く内容はみんな一緒。なので、私はそれ以外のことを取材しています。朝練習に行って個別に話を聞いたり、選手の家族にも話を聞いたりしています」と独自のスタイルを明かした。
また、2017年放送の連続テレビ小説『ひよっこ』で語りを担当したことでの変化もあったそうで、「『ひよっこ』を通して、寄り添いながらの語りを教えてもらいましたね。俳優さん、ドラマの脚本・演出の方々は優しい。心のひだが多いんですよ」と振り返った。
『奥村組スポーツスペシャル 第39回大阪国際女子マラソン』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
1月26日(日)正午~後2・55
解説:増田明美(スポーツジャーナリスト)、有森裕子(バルセロナ五輪銀メダリスト・アトランタ五輪銅メダリスト)、高橋尚子(シドニー五輪金メダリスト)、千葉真子(パリ世界選手権銅メダリスト)、野口みずき(アテネ五輪金メダリスト)
ゲスト解説:河野匡(日本陸連長距離・マラソンディレクター)
MC:加藤綾子
副音声:土佐礼子(エドモントン世界選手権銀メダリスト、大阪世界選手権銅メダリスト)、渋井陽子(マラソン前日本記録保持者)
副音声・進行:大橋雄介、高橋真理恵(カンテレアナウンサー) ※関西テレビスタジオから
実況:若田部克彦、岡安譲、杉本なつみ、石田一洋、吉原功兼、坂元龍斗、服部優陽、谷元星奈(カンテレアナウンサー)